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2006 年度 実績報告書

英米モダニズム文化と太平洋の表象

研究課題

研究課題/領域番号 16520137
研究機関東京学芸大学

研究代表者

大田 信良  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90233139)

キーワードモダニズム / 太平洋 / 地政学 / グローバリズム / 英蘭関係 / 帝国 / 公共圏 / セクシュアリティ
研究概要

まず、第16回米国ウルフ学会(平成18年6月22〜25日まで英国バーミンガム、クラウン・プラザホテルで開催)において、Virginia WoolfのThe Wavesにおけるトランス・パシフィックな貿易・テレコミュニケーションおよびタヒチの楽園といった表象を取り上げ、"'This Side of Paradise' : Woolfian Boundaries of Nation Empire"を研究発表した。
次に、『愛と戦いのイギリス文化史1900-1950年』武藤浩史・川端康雄・遠藤不比人・大田信良・木下誠編を、英国モダニズム文学の研究書および文化史の教科書として、2007年2月慶応大学出版会より出版した。これは、D.H.ロレンスの代表的小説・スパイ小説と帝国主義を太平洋の表象によって論じた第13章「退屈と帝国の再編」を寄稿するだけでなく、第III部「イギリス・帝国・ヨーロッパ」を中心に本書全体の編集をした成果である。
さらに、20世紀の英米モダニズム文化を、さらにより大きな歴史的パースペクティブからも、とらえなおすために、論文「『ガリヴァー旅行記』、帝国、英蘭関係」『ガリヴァー旅行記』木下卓・清水明編著ミネルヴァ書房2006年8月を出版し、また第38回米国18世紀学会(アメリカジョージア州アトランタ、シェラトンミッドタウンホテル2007年3月22〜25日)におけるパネル"The Global Eighteenth Century"において、"The Ideological Origins of the Global 'Public Sphere' : Anglo-Dutch Relations and the Pacific"を口頭発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 図書 (2件)

  • [図書] 愛と戦いのイギリス文化史 1900-1950年2007

    • 著者名/発表者名
      武藤浩史, 川端康雄, 遠藤不比人, 大田信良, 木下誠編
    • 総ページ数
      366
    • 出版者
      慶応大学出版会
  • [図書] ガリヴァー旅行記2006

    • 著者名/発表者名
      木下卓, 清水章編著
    • 総ページ数
      200
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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