• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

イギリス文学に対するオックスフォード運動の影響研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520151
研究機関神戸大学

研究代表者

野谷 啓二  神戸大学, 国際文化学部, 教授 (80164698)

キーワードJ.H.ニューマン / オックスフォード運動 / T.S.エリオット
研究概要

平成18年度においては、オックスフォード運動についての理解をGeorge Herring, What was the Oxford Movement?(Continuum, 2002); C.Brad Faught, The Oxford Movement : A thematic History of the Tractarians and Their Times(The Pennsylvania State University Press, 2003)によって深めることができた。さらにS.A.Skinner, Tractarians and the ‘Condition of England' : the Social and Political Thought of the Oxford Movement(Oxford : Clarendon Press, 2004)によって、両世界大戦間、特に30年代において、オックスフォード運動の百周年を契機に盛んになったアングロ・カトリックを中心とするキリスト教社会学運動の原理的出発点について考察することができた。また20世紀になって評価されはじめたG.M.ホプキンズとオックスフォード運動との関連についてもMargaret Johnson, Gerard Manley Hopkins and Tractarian Poetry(Ashgate, 1997)を参考に研究を進めることができた。
成果としてはアメリカのT.S.Eliot Society第27回年次大会(於、セントルイス)において"T.S.Eliot's Idea of a Church : His Possible Indebtedness to the Tractarians"を発表した。これはエリオットの教会観が17世紀のアングリカン神学者たちに依拠するものであるが、それをエリオットに媒介したのはニューマンをはじめとする19世紀のアングロ・カトリックの神学者たちであったということを論証しようとするものである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ショートハウスの『ジョン・イングルサント』にみるアングリカン信仰2006

    • 著者名/発表者名
      野谷 啓二
    • 雑誌名

      キリスト教文学研究 23

      ページ: 134-148

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] イギリスのカトリック文芸復興-体制文化批判者としてのカトリック知識人-2006

    • 著者名/発表者名
      野谷 啓二
    • 総ページ数
      400
    • 出版者
      南窓社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi