(研究・概要) 研究代表者の松本は、「ジョン・ブラウンの屍を越えて-南北戦争とその時代」という研究テーマに従って、ジョン・ブラウンに関する書物や論文を収集した。これでジョン・ブラウンに関する資料はほとんど揃ったことになる。研究分担者の小倉は「19世紀知識人と南北戦争」という研究テーマに従って、エマソンの資料を揃えた。また研究分担者の高橋は、「コンコードの奴隷制廃止運動」という研究テーマに従って、ソローに関する資料を収集した。全体的に見て、16年度は研究に関連した資料をかなり集めたことになる。 平成16年12月4日、青学会館の校友会室で第一回会ジョン・ブラウン研究会会議を開いた時、次のことを確認した。 (1)それぞれの役割分担の確認。 (2)1850年から黒人の再建期が終るまでの1877年の間の緻密な歴史を今後調査すること。 (3)平成17年度から、研究代表者、及び研究分担者の調査の経過を明らかにするために、除々に活動の一環として口頭発表を盛り込むと同時に、研究協力者を募り、本研究テーマに沿った講演をしてもらうこと。 (4)「ジョン・ブラウンに対する評価-W.E.B.デュボイスを中心に」という研究を、茨城大学助教授君塚淳一氏に依頼し、同氏を平成17年度から研究分担者として追加すること。 概ね、平成16年度は資料収集の年度であった。
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