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2006 年度 実績報告書

アメリカ・マイノリティ文学における「境界」表象

研究課題

研究課題/領域番号 16520176
研究機関中央大学

研究代表者

藤平 育子  中央大学, 文学部, 教授 (70024099)

キーワードフォークナー / 女性 / 南部 / アフリカン・アメリカン / ネイティヴ・アメリカン / トニ・モリスン / マイノリティ / 家族
研究概要

昨年に引き続き、南部作家ウィリアム・フォークナーの女性人物、マイノリティ・グループの人物について、研究を続けた。
2006年6月には、ミシシッピ州立大学教授で、Mississippi Ouarterlyの編集主幹、Noel Polkを招き、アメリカ南部の「リンチ」について講演および研究会を主催した。
8月には、ハーヴァード大学ワイドナー・ライブラリーにおいて、主に、フォークナー初期作品の調査を行ない1920年代、30年代にAmerican Mercury, Forumなどに発表された短編作品、特にAmerican Mercuryに先行発表されたAbsalom, Absalom!の第1章を収集し、刊行された小説版との比較を行ない、大変有意義であった。
すでに出版社(ミネルヴァ書房)に送ってあった、Toni MorrisonのBelovedについての原稿の出版が遅れているがようやく初校が出て今春刊行予定である。
研究誌『フォークナー』に、デボラ・クラークのヘンリー・フォードとフォークナーの比較研究を翻訳出版した。
現在、ハーヴァード大学での調査を元にした「Absalom, Absalom! -恋愛と家族幻想のエクリチュール」と題する論文(400字×50ページ)を完成したところで、6月に中央大学人文研究所から出版される予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ビラヴィドは世界の形象なのか?-『ジャズ』『パラダイス』『ラヴ』から読み直す『ビラヴィド』2007

    • 著者名/発表者名
      藤平 育子
    • 雑誌名

      英米文学案内『ビラヴィド』ミネルヴァ書房

      ページ: 1-13

  • [雑誌論文] 文学/文化/ネット時代の卒業論文2007

    • 著者名/発表者名
      藤平 育子
    • 雑誌名

      『英語青年』研究社出版 Vol.152. No.12

      ページ: 9-11

  • [雑誌論文] 翻訳 デボラ・クラーク「ウィリアム・フォークナーとネリー・フォード-車、人間、身体、そして<ナンセンス>な歴史」2006

    • 著者名/発表者名
      藤平 育子
    • 雑誌名

      フォークナー 8号

      ページ: 86-103

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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