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2005 年度 実績報告書

日本におけるフランス近代詩の受容研究と翻訳文献のデータベース作成

研究課題

研究課題/領域番号 16520208
研究機関大阪大学

研究代表者

北村 卓  大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 教授 (70161495)

キーワードフランス近代詩 / 日仏文化交渉 / ボードレール / 岩野泡鳴 / 宝塚歌劇 / モスラ / 福永武彦 / ゴーギャン
研究概要

本年度は、大正期を中心に、近代日本におけるフランス文学・文化の受容に関する研究を、詩・小説・演劇・映画など、多岐にわたる分野について行った。大正期のフランス近代詩受容については、これまでほとんど取り上げられていなかった岩野泡鳴に関する研究を昨年に引き続き行った。この成果は近々刊行される、京都大学人文科学研究所主催の共同研究「日仏文化交渉」の成果報告書に掲載される予定である。また大正期から昭和期かけてのフランス文化受容に関しては、宝塚歌劇におけるフランスイメージの生成に関する分析を通して考察を行った。これについては、日仏文化講座より依頼を受け、講演を行った(平成18年1月24日、於神戸国際会館)。さらに昭和期前半におけるフランス文学・文化受容について、福永武彦に関する研究に着手し、福永が原作者の一人として関わった映画『モスラ』を中心に、「映画『モスラ』における福永武彦、ゴーギャン、ボードレール-楽園幻想の変容と消費をめぐって」と題して日本比較文学会関西支部研究例会(平成17年9月24日、於立命館大学)で発表を行い、また同様のテーマについて、平成17年度科学研究費補助金・基盤C一般(研究代表者:北山研二)「なぜ人々は物語なしに生きていけないのか-多メディアの中の物語の発生・展開・終焉」の研究会(平成17年12月8日、於成城大学)に招かれ、講演を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ボードレール/福永武彦/『モスラ』--楽園幻想の変容2005

    • 著者名/発表者名
      北村 卓
    • 雑誌名

      表象と文化II(大阪大学言語文化研究科)

      ページ: 1-10

  • [図書] レクチュールの冒険-新編・フランス文学選(共編著)2005

    • 著者名/発表者名
      柏木隆雄 他
    • 総ページ数
      56
    • 出版者
      朝日出版社

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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