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2006 年度 実績報告書

唐宋古文の実用面に関する文体論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520213
研究機関九州大学

研究代表者

東 英寿  九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (90218686)

キーワード唐宋古文 / 歐陽脩 / 曾鞏 / 計量言語学 / 計量文献学 / 白氏文集 / 策林
研究概要

本年度は、昨年度までに完成させた電子テキストに基づき、データ分析を行い唐宋古文の文体について考察を進め、研究発表と論文作成を行った。
研究発表については、まず2006年5月27日に大阪大学で開催された宋代詩文研究談話会で、「曾鞏の散文文体の特色」と題して報告を行った。また2008年3月3日に九州大学で開催された第228回中国文芸座談会で「唐宋古文における計量言語学的考察」と題して研究発表を行った。この発表は、本研究の方向性を明らかにするもので、唐宋古文における計量言語学(計量文献学)的考察の可能性と課題を提示した
研究成果の一環としては、3年前の本研究の開始時から既に継続していた唐代の白居易『白氏文集』巻45「策林」部分の訳注の校正を4月〜6月までに集中的に行い、8月に『白氏文集八』(新釈漢文大系)を明治書院から刊行した。本書の著書は岡村繁氏で、東はpp.1〜pp.110を担当した。『白氏文集』の「策林」部分の訳注は、これまで中国においても日本においても作成されておらず、資料的価値の高いものとなる。論文としては「歐陽脩『六一詩話』文体的特色」(『第4届宋代文学国際研討会論文集』、浙江大学出版社、収録)を発表し、また5月に大阪大学で報告した「曾鞏の散文文体の特色」を整理して『橄欖』第14号に投稿した(現在印刷中)。
唐宋古文の電子テキスト文献作成については、9月にアルバイトを雇って修正や訂正を施し、ほぼ完了した。これら完成させた電子テキストに基づき、来年度以降継続して唐宋古文の文体分析を進めて行く予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 会鞏の散文文体の特色2007

    • 著者名/発表者名
      東 英寿
    • 雑誌名

      橄欖 14(印刷中)

  • [雑誌論文] 歐陽脩『六一詩話』文体的特色2006

    • 著者名/発表者名
      東 英寿
    • 雑誌名

      第4届宋代文学国際研討会論文集

      ページ: 369-378

  • [図書] 白氏文集八2006

    • 著者名/発表者名
      岡村 繁
    • 総ページ数
      709(1-110)
    • 出版者
      明治書院

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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