研究課題
本年度は、研究開始2年目の仕事として、研究代表者(佐藤)は、機械可読的コーパスの仕様作成とユーザフレンドリーなシステムインターフェースの設計を継続した。特に大量コーパスのタギングの自動化のためのシステム設計を行い、コーパスの開発を行った。研究分担者(堀江)とのこれまでの科研費等での共同研究で行った日韓語の時間、空間表現に関する文法現象のモデルを構築した。この成果を韓国語、ベトナム語、インド諸言語のデータの整理をして、研究分担者(山下、堀江)の分析に供する準備を行った。研究分担者(山下)は、比較語彙の調査結果を踏まえて、文法構造データを収集し、認知言語学的な観点から分析した。さらに、研究分担者(堀江)は、すでに日韓比較の文法現象の分析をすでに日本と韓国で頒布されているCD-ROMデータなどを用いて文法構造を認知言語学的な観点から分析して、そのデータベース作成のための基礎調査を継続してきた。以上の蓄積に基づいて、来年度は、日韓比較語彙一般、中国語起源の語彙の日韓比較、文法構造の比較などの大量データコーパス作成に向けて、認知言語学的な観点から分析をさらに深める。コーパス構築は、これまでの分析結果を反映させた系統性と新規性の高いものとなる。
すべて 2006 2005
すべて 雑誌論文 (2件)
Empirical and Experimental Methods in Cognitive/Functional Research.(Rice, Sally, John Newman(eds.))(Stanford : CSLI) (In press)
PACLIC 19
ページ: 191-198