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2004 年度 実績報告書

電子資料に基づく日本語研究の新領城の開拓および関連の諸問題の考察

研究課題

研究課題/領域番号 16520240
研究機関大阪外国語大学

研究代表者

田野村 忠温  大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (40207204)

キーワード日本語文法 / 電子資料 / コーパス
研究概要

1 総論
利用できる電子媒体の日本語研究資料を増やし、日本語の文法を中心とした分析・考察を行った。
2 研究成果の発表
本年度に公刊した研究成果とその概要は以下の通りである。
(1)「現代語のモダリティ」
(尾上圭介編『朝倉日本語講座6 文法II』、朝倉書店、215〜234頁、2004年6月25日)
昨今の日本語文法の研究において重要な研究テーマの1つと目されている"モダリティ"の概念の通説的な理解に含まれる重要な問題点について、電子資料から得られるデータを援用しつつ論じた。
(2)「周辺性・例外性と言語資料の性格---その相関の考察---」
(『日本語文法』第4巻第2号、24〜37頁、2004年9月30日)
電子資料を用いた日本語研究の視点から、言語現象の事例の周辺性・例外性の問題と研究対象とする日本語の資料との相関などに関する考察を述べた。
(3)「コピュラ再考」
(平成14〜16年度科研費基盤研究「論理的な日本語表現を支える複合辞形式に関する総合研究」(滋賀大学藤田保幸研究代表者)報告書掲載予定)
日本語表現の中核に位置する「である」「だ」「です」などの形式をめぐっては、従来さまざまな角度から多くの研究が行われてきた。しかし、日本語文法の正確な記述という観点からすれば、実はまだごく基本的な点で観察・理解が不十分な水準にとどまっているところも少なくない。そうした諸問題に対して検討を加えた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] コピュラ再考2005

    • 著者名/発表者名
      田野村忠温
    • 雑誌名

      平成14〜16年度科研費基盤研究「論理的な日本語表現を支える複合辞形式に関する総合研究」(藤田保事研究代表者)報告書 (未定)

  • [雑誌論文] 周辺性・例外性と言語資料の性格-その相関の考察-2004

    • 著者名/発表者名
      田野村忠温
    • 雑誌名

      日本語文法 第4巻第2号

      ページ: 24-37

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 現代語のモダリティ2004

    • 著者名/発表者名
      田野村忠温
    • 雑誌名

      朝倉日本語講座6 文法II(尾上圭介編)

      ページ: 215-234

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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