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2005 年度 実績報告書

クリティックにかんする通言語的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520267
研究機関大阪学院大学

研究代表者

笹間 史子  大阪学院大学, 情報学部, 助教授 (60330114)

研究分担者 渡辺 己  香川大学, 経済学部, 助教授 (30304570)
キーワードクリティック / 接辞 / 北アメリカ先住民諸語 / 海岸ツィムシアン語 / スライアモン語
研究概要

本年度(平成17年度)は、初年度に引き続き、本研究代表者笹間・分担者渡辺がこれまで調査研究をおこなってきた海岸ツィムシアン語とスライアモン語において、クリティックがどのような形式的・意味機能的特徴(語根・接辞との位置関係、ホストの選択など)をもつか、記述をすすめるとともに、代表者・分担者が研究対象とする海岸ツィムシアン語とスライアモン語以外の言語、とりわけ北アメリカ先住民諸語にみられるクリティックがどのような形式的・意味機能的特徴を有するか、文献資料や言語研究者から情報を収集した。
夏期には、それぞれ1-2ヶ月にわたる現地調査をおこない、海岸ツィムシアン語・スライアモン語のクリティックにかんするさらなるデータを収集した。
さらに、3回の研究打ち合わせと、各自1回の情報収集をおこない、それぞれが研究対象とする言語のクリティックの諸性質と分析上の問題点、文献資料等から情報を得た北アメリカ先住民諸語のクリティックの諸性質について情報を交換するとともに、今年度および次年度の研究について討議した。
共に北アメリカ北西部で話される海岸ツィムシアン語とスライアモン語をとってみても、クリティックの形式的・意味機能的特徴にはさまざまな違いが見られることが明らかになっていたが、他の北アメリカ先住民諸語のクリティックにも、これまでヨーロッパの言語にかんしておこなわれることが多かったクリティックの研究にはみられないような、多様な姿が観察されている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 発想の転換をせまることばたち、北米先住民諸語2006

    • 著者名/発表者名
      笹間史子
    • 雑誌名

      今、世界のことばが危ない!-グローバル化と少数者の言語-(宮岡伯人編)(クバプロ)

      ページ: 36-42

  • [雑誌論文] スライアモン語の表記について-『無文字危機言語』を文字で書くこと-2006

    • 著者名/発表者名
      渡辺 己
    • 雑誌名

      表記の習慣のない言語の表記(塩原朝子編)(東京外国語大学アジア・アフリカ文化言語研究所) (印刷中)

  • [雑誌論文] 海岸ツィムシアン語における品詞の区別-屈折をおこなう語の分類の試み2005

    • 著者名/発表者名
      笹間史子
    • 雑誌名

      記述研究から明らかになる文法の諸問題(中山俊秀・塩原朝子編)(アジア・アフリカ言語文化研究所)

      ページ: 49-60

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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