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2006 年度 実績報告書

九州方言における音便現象とテ形現象の"棲み分け"に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520281
研究機関山口大学

研究代表者

有元 光彦  山口大学, 教育学部, 助教授 (90232074)

キーワード言語学 / 国語学 / 音声学 / 方言
研究概要

平成18年度の研究成果としては、次の3点が挙げられる。
[1]九州方言の形態音韻現象の記述
[2]九州方言の形態音韻現象の理論的研究
[3]構成的アプローチの試験的構築
まず[1]においては、九州方言、特に長崎県方言を中心とした形態音韻現象の実地調査、及びその記述を行った。これらの記述の一部は学術論文として結実している。また、実地調査で収集したデータは、音声ファイル及び文字データベースとして蓄積している。
次に[2]に関しては、[1]で記述した形態音韻現象を、従来の言語学(方言学)の観点からだけでなく、生物学的な観点を導入して理論化している。
最後に[3]に関しては、[2]での理論をコンピュータに実装させている。ここでは、形態音韻現象を構成する多様な要素を数値化し、それを様々に変えることによって、形態音韻現象を「創発」させることのできるシミュレーション・プログラムを開発している。
[2],[3]の研究成果については、研究成果報告書『方言研究の構成的アプローチの試み-九州方言の動詞テ形・タ形における形態音韻現象-』として結実している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 長崎県島原方言の動詞テ形における形態音韻現象2007

    • 著者名/発表者名
      有元光彦
    • 雑誌名

      研究論叢(山口大学教育学部) 56・1

      ページ: 47-61

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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