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2006 年度 実績報告書

鎌倉時代語コーパスの作成を目的とした聞書、注釈類の発掘とデータベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 16520286
研究機関駒澤大学

研究代表者

土井 光祐  駒澤大学, 文学部, 助教授 (20260391)

キーワード鎌倉時代語 / 中世語 / 法談聞書類 / 仏書注釈書 / データベース / 国語史 / 日本語史 / 明恵
研究概要

昨年度までの調査の成果として、神奈川県立金沢文庫所蔵、高野山大学図書館所蔵の重要文献の写真撮影と一部の電子化が完了しているので、本年度は、それら資料の電子テキスト化とデータベースの構築を中心に進めた。
特に、神奈川県立金沢文庫所蔵「解脱聞義聴集記」、同「華厳信種義聞集記」は、鎌倉時代の学僧・明恵上人の講説の聞書類として最重要の文献であって、データベース化の作業を継続させた。この作業の過程では、両文献に大量に認められる漢字表記語に適切な読みを与えて日本語として確定させることが非常に重要となる。幸い明恵上人関係の法談聞書類は、多くが影印、翻刻されて学界に公表されており、総索引を伴うものも含まれている。これらの資料を援用しつつ両文献の本文を日本語として確定させる作業を行い、両文献の書記史上の位置付けについても解明の端緒が得られつつある。
上記の他、本年度は鎌倉時代における新出の法談聞書類の一つである京都・高山寺蔵「五蘊観并聞書」の全文の電子テキスト化を完了し、その全文を「平成十八年度高山寺典籍文書綜合調査団研究報告論集」(2007年3月発行)に掲載すると共に、国語史資料としての性格の概要を「国語史資料としての「五蘊観并聞書」について」(「駒澤国文」第44号、2007年2月発行)として公表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 国語史資料としての高山寺蔵「五蘊観并聞書」について2007

    • 著者名/発表者名
      土井 光祐
    • 雑誌名

      駒澤国文 44号

  • [雑誌論文] 高山寺蔵「五蘊観并聞書」について(下)2007

    • 著者名/発表者名
      土井 光祐
    • 雑誌名

      高山寺典籍文書綜合調査団研究報告論集 平成18年度

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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