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2006 年度 実績報告書

電子政府6万字種データベースに準拠した海外日本語研究者向けWeb漢字辞書の作成

研究課題

研究課題/領域番号 16520290
研究機関独立行政法人国立国語研究所

研究代表者

横山 詔一  独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, グループ長 (60182713)

研究分担者 柳澤 好昭  独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育基盤情報センター, センター長 (80249911)
米田 純子  独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 研究員 (60311156)
キーワード日本語研究資源 / 漢字辞書 / 選好 / 親近度 / ロジスティック回帰分析 / 単純接触効果 / インターネット / 異体字
研究概要

1.研究の目的
日本語環境を持たない海外のインターネット閲覧ソフトウェア(ブラウザ)でも,現地の日本語研究者が,高品質な漢字データベースを確実に閲覧できるようにするための情報基盤の検討を行った。具体的には,電子政府の行政情報化で利用が予定されている6万字種漢字データベース(以下,「電子政府6万字種漢字データベース」という)を参考にしながら,Webで異体字を正確に表示するための基礎研究を進めた。
2.研究の方法
電子政府6万字種漢字データベースは,文字コードの相違によらず,海外でも確実に当該の字体が表示できるよう工夫されている。その長所を十分に活かして,本研究では日本規格協会と国立国語研究所が連携して開発した6万字に達する「文字グリフ」(フォントの字母のようなもの)の利用法を吟味した。
文字グリフの最大の特長は文字化けを防ぐことにある。ここでの文字グリフとは,字体の骨組みを示す文字図形デジタルデータ(つまり画像ファイル)であり,1文字を1ファイルの形式でブラウザ等に配信することになる。これは画像なので,文字コードの相違によって引き起こされる文字化けの問題は解消される。この文字グリフに対する選好(好み)や親近度(なじみ)について,実証的なデータを収集し,ロジスティック回帰分析などの多変量解析を用いて分析を行った。
3.研究の成果
これまでの研究成果を総括し,報告書にまとめた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 異体字選好のおける単純接触効果と一般対応法則の関係2006

    • 著者名/発表者名
      横山詔一
    • 雑誌名

      計量国語学 25巻5号

      ページ: 199-214

  • [雑誌論文] 文字コミュニケーションにおける異体字の選好と親近度 : 再検査法による信頼性の検討2006

    • 著者名/発表者名
      横山詔一, 笹原宏之, 當山日出夫
    • 雑誌名

      社会言語科学 9巻1号

      ページ: 16-26

  • [雑誌論文] A logistic regression model of variant preference in Japanese kanji : an integration of mere exposure effect and the generalized matching law.2006

    • 著者名/発表者名
      Yokoyama, S., Wada, Y
    • 雑誌名

      Glottometrics 12

      ページ: 63-74

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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