研究課題
基盤研究(C)
二言語話者日本語学習者および対照群としての単言語話者日本語学習者に対して、日本語キーボード入力の過程のディスプレイ表示を録画する調査と、日本語学習に関する自己評価・他者評価などに関する半構造化面接調査をおこない、データを収集した。入力過程を録画した映像を再生チェックし、データベース化し、先行研究から集積したデータは570名分になった。調査でえられた結果は以下のとおりである。1.二言語話者の日本語運用能力が単言語話者よりもたかい(誤入力率がひくい)という事実は確認できなかった。2.誤入力率がひくくないにもかかわらず、朝鮮語・北京語話者は朝鮮語話者と北京語話者のいずれよりも日本語学習者としての自身をたかく評価している。3.モンゴル語・北京語話者の誤入力のパターンは、モンゴル語話者のものとはことなり、北京語話者のものと非常にちかいが、モンゴル語・北京語話者は、北京語話者よりも自身をたかく評価している。4.チベット語話者は、北京語話者に頻繁にみられる破裂音の有声無声に関する誤入力をまったくしなかった。
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第7回日本研究・日本語教育シンポジウム報告書 (印刷中)
日本教育工学会研究報告集 JSET08-1
ページ: 51-56
Papers of the 7th International Symposium on Japanese Studies and Japanese Language Education (in print)
Papers of the Japan Society for Educational Technology 08-1
The Third Conference on Japanese Language and Japanese Language Teaching Proceedings of the Conference
ページ: 271-274
Papers of the 18th International Conference on Japanese Language Teaching
ページ: 16-21