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2006 年度 実績報告書

日本語教育における協働志向の実践研究に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520329
研究機関独立行政法人国立国語研究所

研究代表者

金田 智子  独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育基盤情報センター, グループ長 (50304457)

研究分担者 石井 恵理子  東京女子大学, 現代文化学, 准教授 (90212810)
文野 峯子  人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (10310608)
キーワード日本語教育 / 実践研究 / 協働 / 授業分析 / 教育実践の記録 / データベース / FOCUS
研究概要

日本語教育において,「協勧」が注目される中,「協働」とは何か,何をもって「脇働」と見なすのかを検討するため,協働志向の実践研究の現状を把握すると同時に,実際に授業分析を行うことにより,「協働」の実態を知ることと分析方法の可能性を探ることを課題とした。
協働志向の教育実践・実践研究のデータベースを整備し,扱われる言語技能,学習者の日本語能力レベル,研究に用いられるデータの種類を観点に,傾向分析を行った。扱われる技能は「話す」「書く」が多いこと,日本語能カレベルについては,初級から上級まで様々なレベルで「協働」が取り入れられているが,初級であれば「話す」,上級であれば「書く」が多いことがわかった。研究に用いられるデータについては,協働志向の教育実践に関する研究では,データ収集が容易なアンケートを用いることが多いと同時に,「協働」の複雑性をとらえるために授業そのものから得られるデータ等を複数用いている場合も少なくないことが明らかとなった。
また,協働を目指した授業を,教育実践者自身と研究者がそれぞれ分析した。教育実践者自身による研究では,「振り返りシート」と授業後のフィードバック時の話し合いの記録をもとに分析がなされ,研究者による研究では,授業分析及びコミュニケーション分析のための手法であるFOCUS(J.F.Fanselowが1970年代に開発)を用いて分析が行われた。
成果報告書には,3本の論文(協働志向の実践研究のデータベースをもとにした研究「脇働志向の教育実践とその研究方法の実際」,実践者自身による授業の分析「日本語授業に見られる『協働』-日本人ビジター参加の読解授業から-」,研究者による授業の分析「実践研究 コラボレーション授業の試み」)とともに,教育実践・実践研究の一覧(全214件)をまとめた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 言葉の授業における言葉のやりとりを分析する2007

    • 著者名/発表者名
      金田智子
    • 雑誌名

      文部科学教育通信 168

      ページ: 22-23

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-01   更新日: 2016-04-21  

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