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2005 年度 実績報告書

CALLにおける語彙習得システムの性能向上に向けた英語コーパス研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520330
研究機関東北大学

研究代表者

岡田 毅  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (30185441)

キーワードCALL / コーパス / 語彙習得 / マルチメディア / コロケーション / 談話分析 / ネットワーク / 過誤分析
研究概要

(1)CALLシステムを活用した英語学習の過程における語彙習得作業の占めるべき適切な割合を実験的な授業実践を通して模索した。
(2)同時に、語彙力増強にふさわしい教材の選定を試み、学習者が興味を抱け、自主的に取り組むことによって自らの語彙力・英文読解力を向上させることのできる学習対象の属する使用域(register)を絞り込んだ。
(3)実際に教材を被験者に与え、独自の語彙リスト作成を課題とし、各々の学生がどのような体裁、どのような文脈(context)で未知単語や表現を習得しようとする傾向にあるのかを数値的に分析した。
(4)上記の傾向調査に先立って、インターネット上で公開されている無料のオンライン辞書を数多く閲覧させ、その中から自分自身の語彙力増強にとって最適と感じられる辞書の選出を行わせた。
(5)40〜90名前後の被験者の選出した「自分にとって最適のオンライン辞書」を全てリストアップし、その中から上位20位のオンライン辞書を統計的に決定した。
(6)オンライン辞書を含む英語辞書の機能の中で、当該語彙の発音表示機能が学習と定着にどのような影響をもたらす傾向があるのかを調査した。
(7)実際にWebページ形式で実現されるHTMLで書かれたマルチメディア教材を十数種類作成し、その中で、当該語彙の音声を音声ファイルで、非言語要素(顔の表情や周りの状況等々)を動画ファイルで、というように立体的に提示した。その際に、習得目標である語彙や表現の意味・用法を、日本語を解して解説するのではなく、BNC(British National Corpus)のような大規模英語コーパスの検索結果を表現したCSVファイルにリンクさせることによってKWIC(Key Word in Context)形式のデータベースの中から直接的にその用法や意味を理解させることを試みた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 図書 (1件)

  • [図書] Second Language Writing Systems(Chapter 6 : A Corpus-Based Study of Spelling Errors of Japanese EFL Writers with Reference to Errors Occurring in Word-initial and Word-final Positions, pp.147-163)2005

    • 著者名/発表者名
      Vivian Cook, Benedetta Bassetti(編)
    • 総ページ数
      448
    • 出版者
      Multilingual Matters

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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