研究課題/領域番号 |
16520345
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
山本 淳子 新潟県立看護大学, 看護学部, 講師 (30372832)
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研究分担者 |
大倉 孝昭 大谷女子大学, 教育福祉学科, 教授 (50223772)
渡邉 容子 群馬県立医療短期大学, 看護学科, 助教授 (40258885)
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キーワード | e-ラーニング / ESP / DVD映画 / 看護学生 / リスニング能力 / CALL |
研究概要 |
学習の効率化・学生の動機付け・学習履歴の有効活用などを目指し、e-ラーニングシステムSmile for Me(Synchronized Multimedia Interactive Learning environment for Multimode Education)を用いて授業実践を行った。ESPの概念に基づき実際の患者と医療者との関わりを描いたDVD映画を利用し、学生の専門知識が高まるよう、医療関係者の協力を得ながら教材を開発した。リスニング力向上に焦点を当てJACET聴解力基礎テストA(実施前)と同じくテストB(実施後)を比較したところ、実施前の平均点が52.1点で実施後の平均点が56.8となり、t検定の結果両群に有意な差があった(p<0.05)。(研究内容は外国語教育メディア学会で発表し同学会全国研究大会発表論文集に掲載)。 アクション・リサーチの手法を取り入れ、システムの整備・改良を行った。研究分担者同士で授業を観察したり、授業内容の記録、改善を繰り返したりすることで、学生の声を反映させ、画面を大きく見やすくし、問題の提示方法をよりuser-friendlyにし、学生同士、学生と教員のインタラクションを増加させた。これが授業の改善につながったかどうかを2003年度一年生のCALL授業に対する満足度平均点と、2004年度一年生のCALL授業に対する満足度平均点を比較して調べた結果(学内の満足度調査結果による)、両群に有意な差があった(p<0.01)。2005年度一年生のCALL授業実践にあたり2004年度で成果が得られたリスニング力向上プログラムに加え、正確なイントネーション・英語のリズムの向上を目指し、動画にあわせてセリフを言ったり録音したりする事ができるロールプレイシステムを組み込んだ。アンケート集計結果と聴解力テスト統計結果について投稿準備中である。
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