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2005 年度 実績報告書

戦国期西国における大規模戦争と領国支配

研究課題

研究課題/領域番号 16520410
研究機関岐阜工業高等専門学校

研究代表者

山本 浩樹  岐阜工業高等専門学校, 一般科目(人文), 助教授 (80240117)

キーワード西日本戦国史 / 戦国期地域社会 / 境目地域 / 戦国大名毛利氏 / 豊臣政権 / 小早川隆景
研究概要

研究の2年目となる本年度、昨年度に引きつづき未公刊史料収集を目的とする調査を山口県文書館でおこない、萩藩「譜録」を中心に多数の戦国期史料を撮影した。現在、これらの史料について整理・解読・分析などの作業をすすめており、基本データを蓄積し新知見に結びつけられるよう努力しているところである。また、広島県立図書館・広島大学文学部などで公刊史料および研究論文等の文献資料調査を実施して、最新および未入手の研究成果を多数取り入れることができた。本研究の直接的な成果とはいえないが、関連するテーマで「小牧・長久手の戦いと在地社会の動向」(『戦場論 上』岩田書院、2006年5月刊行予定)を執筆した。右の論文で明らかにした東海地方における戦国期大規模戦争の実態と、本研究で分析をすすめている西日本の戦国争乱の実態とをつぶさに比較検討し、次年度中の成果としたい。また西日本の戦国争乱に関する概論を現在取りまとめており、間もなく脱稿の予定である。
本年度の研究上の重点として以下の項目を掲げたが、次年度もこれを継続し研究の深化を図る方針である。
1.大内氏および毛利氏と大友氏ら有力戦国大名領国の境目に位置した戦国期北九州地域社会(および当該地域の領主層)の動向とその特質。
2.戦国大名毛利氏および豊臣政権の戦争遂行体制を支えた小早川隆景の役割とその変化。
3.天正10〜12年(1582〜84)における毛利氏の政治動向および軍事行動に関する再検討。
4.戦争にともなう放火・苅田など破壊戦術の実態とその地域的偏差。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 戦場論 上2006

    • 著者名/発表者名
      藤田達生 編
    • 出版者
      岩田書院(未定)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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