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2004 年度 実績報告書

人骨・墳墓からみた近畿地方前半期古墳時代集団構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520462
研究機関九州大学

研究代表者

田中 良之  九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (50128047)

キーワード首長 / 前方後円墳 / 陪塚 / 内臣 / 葬送 / 親族集団
研究概要

(1)本研究の基礎作業として、近畿地方における陪塚を有する古墳の文献を収集し、考古学的情報を整理・検討した。
(2)上記の陪塚を有する大古墳のデータベースを作成作業を開始し、おおよその作業を終えている。
(3)大阪府百舌鳥古墳群、古市古墳群、三嶋古墳群の文献調査および現地踏査を行い、その時期、群構成、個々の時期的関係等の考古学的情報を検討し、陪塚とされている古墳の配置・規模・時期についての知見を整理した。とりわけ、規模・群構造からみて、「内臣論」は成立が困難であるとの予察を得た。
(4)人骨出土古墳について文献を収集し、出土人骨の考古学的・人類学的テータを分析した。また、歯冠計測値による分析については、近畿における先行研究例を収集してその妥当性を検討した。また、中国地方、九州地方、韓国の同時代の事例を検討して、この時期の集団が未だ親族原理に基づくものであるとの予備的結果を得た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 人骨2005

    • 著者名/発表者名
      田中良之
    • 雑誌名

      稲童古墳群報告書

      ページ: 229-238

  • [雑誌論文] 弥生人骨を用いたAMS年代測定(予察)2004

    • 著者名/発表者名
      田中良之, 溝口孝司, 岩永省三, Tom Higham
    • 雑誌名

      日・韓交流の考古学(第6回九州考古学会・嶺南考古学会合同考古学大会)

      ページ: 245-258

  • [雑誌論文] 大分県直入郡長湯横穴墓群出土人骨について2004

    • 著者名/発表者名
      石川健, 舟橋京子, 田中良之
    • 雑誌名

      日・韓交流の考古学(第6回九州考古学会・嶺南考古学会合同考古学大会)

      ページ: 327-353

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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