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2005 年度 実績報告書

北方諸地域にみられる防御性集落とチャシの系統的構造とその民族接触

研究課題

研究課題/領域番号 16520472
研究機関北海道開拓記念館

研究代表者

右代 啓視  北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (30213416)

研究分担者 村上 孝一  北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (50150157)
鈴木 琢也  北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (40342729)
キーワードアイヌ文化 / 擦文文化 / オホーツク文化 / 要害遺跡 / チャシ / 防御性集落 / 文化接触 / 民族接触
研究概要

平成17年度の研究実績については、次のとおり実施した。
1 防御性集落とチャシに関する考古学的研究(右代)
1)防御性集落とチャシの系統的な分析・検討。
2)防御性集落、チャシ、コタンの分布についての分析・検討。
3)関連遺跡の遺跡立地環境の調査(北海道北部の防御性集落とチャシ、岩手県の防御性集落の調査)。
4)防御性集落、チャシの年代検討(テフラ年代、^<14>C年代測定値などのデータ収集)。
5)文書、古記録、絵画史料の防御性集落・チャシの記録に関するデータ収集。
6)北東アジアとの比較研究と関連文献の収集(特に中国・ロシア関係の文献および史料)。
2 防御性集落とチャシの構造に関する建築学的研究(村上)
1)防御性集落とチャシの構造・築造技術的な分析・検討・復元。
2)防御性集落、チャシなどの関連遣跡の現地調査(北海道南部の十二館の所在調査、岩手県の調査)。
3)発掘調査データの収集と文献の収集(防御性集落、チャシに関する資料)。
3 防御性集落とチャシの出土遺物に関する考古学的研究(鈴木)
1)防御性集落、チャシなどから出土した遺物の検討(土器・石器・骨角器等のデータを収集)。
2)防御性集落、チャシなどの関連遺跡の現地調査(北海道北部のチャシ、岩手県の防御性集落の調査)。
3)発掘調査などの文献収集(東北地方の防御性集落関係のデータ)。
4 その他(右代・村上・鈴木)
1)博物館や図書館、大学などの所蔵資料、文献、絵画などの調査、関連分野からの情報収集。
以上の項目に沿って、本研究を実施した。また、この研究成果の一部については、次ページの研究発表で示したとおりである。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 稚内市泊岸1号・2号チャシの地形測量調査報告2006

    • 著者名/発表者名
      右代啓視, 鈴木琢也, 村上孝一ほか
    • 雑誌名

      北海道開拓記念館調査報告 第45号

      ページ: 87-106

  • [雑誌論文] 学芸員の研究ノートから(12)「要害遺跡とは何か?その探究」2006

    • 著者名/発表者名
      右代啓視
    • 雑誌名

      北海道開拓記念館だより Vo1.35, No.4

      ページ: 7

  • [雑誌論文] 中川町共和チャシの地形測量調査報告2005

    • 著者名/発表者名
      右代啓視, 鈴木琢也ほか
    • 雑誌名

      中川町自然誌博物館紀要「自然誌の研究」 第7号

      ページ: 123-132

  • [図書] アイヌ文化と北海道の中世社会「アイヌ文化のチャシと北方交流」(氏家等編)2006

    • 著者名/発表者名
      右代啓視(共著)
    • 総ページ数
      296
    • 出版者
      北海道出版企画センター
  • [図書] アイヌ文化と北海道の中世社会「古代北海道における物流経済」(氏家等編)2006

    • 著者名/発表者名
      鈴木琢也(共著)
    • 総ページ数
      296
    • 出版者
      北海道出版企画センター
  • [図書] アイヌ文化と北海道の中世社会「チャシの構造技術に関する考察」(氏家等編)2006

    • 著者名/発表者名
      村上孝一(共著)
    • 総ページ数
      296
    • 出版者
      北海道出版企画センター
  • [図書] 東アジア中世海道-海商・港・沈没船-「北方世界の交流と港町」(国立歴史民俗博物館編)2005

    • 著者名/発表者名
      右代啓視(共著)
    • 総ページ数
      200
    • 出版者
      毎日新聞社

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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