• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

新開地都市の形成・発展に関する地域間比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520488
研究機関愛媛大学

研究代表者

寺谷 亮司  愛媛大学, 法文学部, 教授 (10207491)

キーワードモーリシャス / セイシェル / 地理学 / 都市 / 島嶼国家 / 都市システム
研究概要

本研究の目的は,南部アフリカおよび北東アジアの島嶼地域における都市群の発生から現在までの変遷過程を分析し,その地域間比較を行うことによって,新開地における都市システムの変遷と特性を考察することである。
本年度の主たる調査地域はモーリシャスとセイシェルである。両国において,センサスや年次統計書などの主要統計,都市や産業に関する参考文献を収集するとともに,主要都市であるモーリシャスのポートルイスとカトルボーン,セイシェルのヴィクトリアにおいて,都市景観や都市的土地利用の現地調査を実施した。また国内調査では,両国の植民地時代の状況を復元するため,国立民族学博物館所蔵の英国議会文書を検討し,関係文書をコピーし,貴重な資料を得た。上記収集資料の本格的な分析はこれからの課題であるが,これまで判明した知見の概要は下記の通りである。
(1)両国とも17世紀以降に入植,移民が始まった新開地である。
(2)19世紀半ば以降にインド人や中国人移民が急増し,20世紀初頭にほぼ現在の国民構成(白人,アジア人,クレオール(黒人との混血))が形成され,都市網も形成された。
(3)モーリシャスでは,首都ポートルイスの人口卓越性はむしろ縮小傾向にあり,ローズヒル,カトルボーン,キュールピップなどの内陸都市の人口増加が顕著である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] モーリシャス共和国の酒類産業と飲食文化2004

    • 著者名/発表者名
      寺谷 亮司
    • 雑誌名

      日本醸造協会誌 99・1

      ページ: 16-30

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi