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2004 年度 実績報告書

観賞用動植物の飼育・栽培の改造技術にみる伝承的特徴に関する民俗学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520501
研究機関愛知教育大学

研究代表者

野地 恒有  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (60242898)

キーワード観賞用動植物 / 金魚 / トサキン / ナンキン / オナガドリ / 盆栽 / 随順化
研究概要

「観賞用動植物」として金魚を主な対象として調査研究を進めた。日本の金魚には約30種類の品種が存する。その中から、トサキンとナンキンという金魚の品種を取り上げた。これらは、地域的に限定された範囲で改造が進められて独自の特徴を現在に伝える品種である。現地調査の内容は、複数の飼育・栽培経験者を対象として、個人生活史(飼育・栽培歴)、1年・1日の仕事の内容、改造技術、民俗知識、観賞基準などに関する聞き取り調査、実際に飼育・栽培がおこなわれている状況の観察調査、「観賞用動植物」の改造技術に関する文献資料調査を進めた。また、金魚のほかに、オナガドリや盆栽の飼育・栽培や観賞についても調査を進めた。
その結果、金魚飼育にみる改造とは、自然を人間に倚り傾かせ、自然を随順させる技術のことであり、その様態を自然の人間への随順化とまとめられた。金魚の飼育・観賞のほかでは、盆栽やオナガドリにも理想体に嵌合しようと改造する技術がみられ、そこにも自然の随順化がみられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 随順化する自然-金魚(ナンキン・トサキン)飼育の改造技術-2005

    • 著者名/発表者名
      野地 恒有
    • 雑誌名

      日本文化論叢 13号

      ページ: 49-62

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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