研究課題
基盤研究(C)
1.実地調査平成16年8月4日から12日にかけて、英国、ロンドンのハマースミス・フラム・バラ(インナー・ロンドン西端の行政区)においての実地調査を行った。ここに(旧)グローブ区に1973年に設立されたグローブ・ネイバーフッド・センター(非営利住民組織のコミュニティセンター、以下GNCと記載)について、以下の3点について資料収集を行い、都市部における地域コミュニティ形成の可能性について探った。1)ドキュメント収集(GNCが発信する広報資料、センター運営に関する書類など内部資料、新聞、雑誌、行政などの報告書)2)関係者へのインタビュー(GNC関係者にセンターの発足、および活動の変化について、センターの利用者を含む住民に、センターの活動、地域の住環境の変化についてきく)3)参与観察(GNC運営委員会、親睦パーティ、さまざまな教室への参加)2.資料整理、報告現地で収集した資料、調査記録は、日本で整理、日本とロンドンのあいだで、郵便、Emailで連絡をとりながら意見交換を行った。調査でえた知見、問題提起は、英文報告書にまとめた。本学社会学科のWebサイト(社会調査工房オンライン)のなかでデジタル・コンテンツとして2005年3月に公開される予定である。これにより、海外の調査地と日本との双方向的な情報交換が可能となる。今後、調査を展開するうえでおおきな足がかりとなる。
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甲南大学文学部社会調査工房オンライン、社会調査の方法(5-2-10 The Grove Neighbourhood Center)http://kccn.konan-u.ac.jp/sociology/research/05/frame. Ver.2 2005年3月(公開予定)
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