研究課題
実地調査平成17年8月2日から9月8日にかけて、英国、ロンドンのハマースミス・フラム・バラにおいて、都市の地域コミュニティについての実地調査を行った。調査活動の内容は以下のとおりである。1)コミュニティ・センターを中心とした地域住民との情報交換:昨年度までの調査の成果をまとめた英文レポート(甲南大学HPで公開)をもとに、調査地域の住民、コミュニティセンター関係者との双方向的な情報交換を行った。また、センターの運営委員会への出席、諸イベント(住民交流会、バザーなど)にも参加した。2)1990年代末に結成された住民組織 (Brackenbury Resident Association)へのアプローチ:ジェントリフィケーションが進む地域社会において、近年転入してきた新興ミドルクラスの住民を中心とした住民組織への調査を行った。ニュースレターなどのドキュメント収集とともに、組織の運営委員や、会員へのインタビューを実施した。3)タウンホール:2001年センサスの報告書などの文献資料収集と、担当者へのインタビュー。4)ハマースミス・フラムのアーカイブにおける地方新聞の閲覧:1970年代以降今日までのShepherd's Bush Gazette and Hammersmith Postを閲覧した。とくに住宅問題を中心に、地域社会の変化をたどった。資料整理・報告情報教育センターHPの社会調査工房オンラインに本調査の英語版報告書をデジタル・コンテンツとして掲載した。これにより、調査対象地域の住民がWebサイトによって報告書を読むことでき、調査をとおしてえた資料、知見を調査対象となった地域、住民とも共有することが可能となった。
すべて 2006
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甲南大学情報教育センターHP,社会学科、社会調査工房オンライン、社会調査の方法5フィールドワーク* *2005年8月のロンドンでの調査報告(日本語)を含め加筆更新http://kccn.konan-u.ac.jp/sociology/research/05/frame.html Ver.3
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