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2004 年度 実績報告書

江戸〜明治期における雇用安定法制の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530001
研究機関東北大学

研究代表者

吉田 正志  東北大学, 大学院・法学研究科, 教授 (30113872)

キーワード雇用法 / 職業紹介 / 人宿 / 奉公人 / 賃労働者
研究概要

3ヶ年計画で行われる本研究の初年度において実施した研究は、以下の通りである。
1 関係文献・史料の収集
(1)国立国会図書館を主に利用して、関係文献の収集を行った。
(2)近世雇用法関係史料を、主として仙台藩、盛岡藩、金沢藩、江戸、京都を対象として収集した。
(3)近世〜明治初年の雇用法関係史料を、桐生・足利地方を対象として収集した。
2 収集史料の翻刻、分析、検討
(1)収集史料の内未刊古文書については、その翻刻作業を行った。
(2)近世の奉公人紹介業者について、主として仙台藩、金沢藩を対象として分析・検討した。
(3)江戸や京都といった都市の奉公人紹介業者と仙台藩や金沢藩の農村部にそれとの比較検討を行い、その性格や構造の特質の一端を抽出した。
3 得られた知見
(1)先行研究が対象とした近世雇用安定法制の分析対象は、主として江戸を初めとする都市部のそれであったが、農村奉公人の確保の観点から農村部の奉公人紹介業者に一層注目する必要のあることが明らかとなった。
(2)なかでも、明治期との連続性を視野に入れた場合、幕末期の農村に活躍した奉公人紹介業者の分析が不可欠であることが見通された。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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