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2005 年度 実績報告書

行政訴訟における差止請求の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530025
研究機関南山大学

研究代表者

岡田 正則  南山大学, 大学院・法務研究科, 教授 (40203997)

キーワード差止訴訟 / 行政事件訴訟法 / 騒音公害 / 一般的給付訴訟 / 改正行政事件訴訟法 / 公権力の行使 / 民事訴訟と行政訴訟 / 不作為請求訴訟
研究概要

1.日本の「行政訴訟における差止請求」に関する研究として、2004年度末に公刊した「改正行政事件訴訟法の訴訟手続規定と裁判を受ける権利」(法律時報77巻3号)をふまえて、改正行政事件訴訟法における差止訴訟の検討を進めた。この研究成果は2006年度中に公刊する予定である。
2.ドイツ法の検討についても上記と同時に公表する予定である。なお、関連の作業としてコッホ編『環境法』の翻訳と刊行を準備しているが、2006年中に日本評論社より公刊される予定である。
3.「行政訴訟における差止請求」の対象と密接に関係する「公権力の行使」という概念についての基礎的な研究も進めた。その成果として、論文「明治憲法体制確立期における国の不法行為責任--国家無答責の法理と公権力概念--(1)」「同(2)」「同(3・完)」を執筆した。『南山法学』28巻4号および29巻2号で「(1)」と「(2)」が公刊され、「(3・完)」は近刊の予定である。また、05年11月に民主主義科学者協会法律部会・学術総会シンポジウムでこのテーマに関する報告を行った。
4.その他、関連の判例評釈として、『法学セミナー』に「開発許可不要判断の過誤と建築確認の違法性(横浜地判2005・2・23判例地方自治265号83頁)」などを連載している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 明治憲法体制確立期における国の不法行為責任(2)2006

    • 著者名/発表者名
      岡田正則
    • 雑誌名

      南山法学 29巻2号

      ページ: 1-55

  • [雑誌論文] 明治憲法体制確立期における国の不法行為責任(3・完)2006

    • 著者名/発表者名
      岡田正則
    • 雑誌名

      南山法学 29巻4号(刊行予定)

  • [雑誌論文] 「公権力の行使」は主権(統治権)の行使と同義か2005

    • 著者名/発表者名
      岡田正則
    • 雑誌名

      法学セミナー 50巻7号

      ページ: 119

  • [雑誌論文] 開発許可不要の判断の過誤と建築確認の違法性2005

    • 著者名/発表者名
      岡田正則
    • 雑誌名

      法学セミナー 50巻12号

      ページ: 125

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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