研究概要 |
1)研究会 研究分担者各自の研究と別に、全体での研究会を3度行った。 (i)2004年7月9日(於早稲田大学)報告者大中一弥「フランスにおける社会科学基礎理論の現状と展望〜宇野重規『政治哲学へ』の構造主義政治理論的解釈」 (ii)2004年11月20日(於早稲田大学)報告者古矢旬「現代アメリカの保守主義」 (iii)2005年2月13-14日(於品川プリンスホテル)「トクヴィル生誕200年記念シンポジウム(6月10-12日)準備のための研究合宿」 とくに第3の研究合宿は、本科研課題と関連して計画されている国際シンポジウムの日本人参加者の多くを集め、松本礼二「民主主義国は戦争をしないか〜トクヴィルの戦争論・軍隊論」、宇野重規「フランス現代政治哲学とトクヴィル」の二報告を中心に広範囲にわたる討議を行い、成果を収めた。 2)海外出張 本研究の一つの特徴であるフランス、アメリカの研究者との交流、協力のため、研究代表者は2004年8-9月、2005年3月の二度にわたり、フランス、および米国に研究出張を行った。トクヴィル研究、現代政治哲学に関する資料を収集するとともに、James T.Schleifer, Francoise Melonio両氏をはじめ、米仏の代表的トクヴィル研究者と討論し、とくに上記国際シンポジウムの計画を具体化した。 3)本研究課題に直接関わる研究代表者の業績に以下のものがある。 Reiji Matsumoto, "From Model to Menace : French Intellectuals and American Civilization, "Japanese Journal of American Studies, NO.15(2004) 松本礼二「民主主義国は戦争をしないか?:トクヴィルの戦争論・軍隊論の視点から」『政治思想研究』第5号(2005年5月)
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