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2004 年度 実績報告書

グローバル化とヨーロッパ化の競合下における西欧市民社会の変容の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530095
研究機関龍谷大学

研究代表者

高橋 進  龍谷大学, 法学部, 教授 (30136577)

研究分担者 畑山 敏夫  佐賀大学, 経済学部, 教授 (10180887)
神谷 章夫  北海道教育大学, 教育学部・岩見沢校, 教授 (60269719)
藤井 篤  香川大学, 法学部, 助教授 (90222257)
野田 昌吾  大阪市立大学, 法学部, 助教授 (50275236)
小堀 眞裕  立命館大学, 法学部, 教授 (70253937)
キーワードグローバル化 / ヨーロッパ化 / 西欧市民社会 / ヨーロッパ・デモクラシー / オールターナティヴ・グローバリズム
研究概要

本年度は、3回の研究会と4名のヨーロッパ及び米国での現地調査を行った。第1回研究会(2004,6,19)では、藤井が「グローバル化のなかのフランス」と題する報告を行い、グローバル化に対するフランス社会党の政策とジレンマ状況、「管理されたグローバリズム化」の方針が明らかにされた。また、今後の研究会の方針を協議した。第2回研究会(2004,12,5)では、野田「グローバル化に抗するヨーロッパ協調政治」、畑山「グローバル化と新しいナショナリズム」の報告を行った。野田報告では、ドイツのコーポラティズムがグローバル化の中で陥っている困難と課題が、畑山報告では、フランスの国民戦線を典型とするヨーロッパ諸国における新しいナショナリズムの台頭の意味が示された。第3回研究会(2005,2,20)では、高橋「グローバル化とヨーロッパ化」、中谷「グローバル化時代のドイツ外交」の報告が行われた。高橋報告では国によって異なるヨーロッパ化の意味が、中谷報告ではシュレーダー政権のグローバル化認識と諸制約下でのドイツ外交の展開が示された。また、来年度の研究計画と研究成果の出版計画を協議した。これらの研究会を通じて、「グローバル化」と「ヨーロッパ化」の意義の重要性、多義性が明らかになった。海外出張研究では、高橋が2004年10月末から11月末までイタリアのローマ、ゴリツィア等の自治体、市民団体等で、ヨーロッパ統合化での自治体や市民団体の取り組みを調査した。藤井は2004年12月末から05年1月初旬に、パリの社会主義研究大学局(OURS)、社会党本部等で、小堀は2005年3月初旬にロンドンのLSE図書館で資料収集をした。神谷は2005年2月末から3月中旬にアメリカ合衆国のサンフランシスコ、ニューヨーク等で市民団体や行政機関から聞き取り調査や資料収集を行った。
これらの研究の成果は、一部は各自の発表論文等で公表したが、共同研究としては、日本比較政治学会の分科会「グローバル化とヨーロッパ化の競合と対抗」(2005年6月、予定)や書籍の形で順次発表する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] アルチーデ・デ・ガスペリーキリスト教徒・民主主義者・ヨーロッパ人2005

    • 著者名/発表者名
      高橋 進
    • 雑誌名

      日伊文化研究 43号

      ページ: 14-24

  • [雑誌論文] 冷戦と脱植民地化2004

    • 著者名/発表者名
      藤井 篤
    • 雑誌名

      国際政治 134号

      ページ: 70-85

  • [雑誌論文] 混迷からの脱出は見えてきたか?-2002年ドイツ総選挙とキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)-2004

    • 著者名/発表者名
      野田 昌吾
    • 雑誌名

      法学雑誌 51・1

      ページ: 1-21

  • [雑誌論文] サッチャー以後のイギリス・ネオ・リベラル改革の実相2004

    • 著者名/発表者名
      小堀 眞裕
    • 雑誌名

      現代政治のパースペクティブ(畑山敏夫, 丸山仁編著)

      ページ: 23-43

  • [図書] 現代政治のパースペクティヴ2004

    • 著者名/発表者名
      畑山敏夫(共編著)
    • 総ページ数
      230
    • 出版者
      法律文化社

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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