研究課題を遂行するにあたり、2度海外出張を行った。 1.現地調査(場所:中国四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州、期間:2004年8月22日〜9月7日)ラルン五明仏学院にて、ジグメ・プンツォク学院長圓寂後の教学状況、政治と宗教の緊張関係を調査した。帰国後論文を執筆し、研究誌に掲載した。 2.文献調査(場所:中国北京市、期間:2004年12月23日〜30日)地方誌、政治学、宗教学に関する研究文献の調査と収集を行った。帰国後論文を執筆し、研究誌に掲載した。 研究成果として論文を2篇執筆した。 「『五明仏学院事件』の検証」 ジグメ・プンツォク法王逝去前後の仏学院を取り巻く政治状況、法王に向けられた政府からの監視状況、法王とダライラマ14世の交流関係を新資料と聞き取り調査をもとに明らかにした。 「荒涼と豊饒の浄土」 四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州を研究対象地域にした理由を、毛沢東と長征、中国人民解放軍のチベット侵攻という視点から明確にした。 五明仏学院に関する文献調査とフィールド調査を実施した結果、十分な研究成果をあげることができた。
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