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2006 年度 実績報告書

冷戦終結後の内戦への国際社会による関与・介入に関するゲーム論的分析

研究課題

研究課題/領域番号 16530103
研究機関東京大学

研究代表者

石田 淳  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90285081)

研究分担者 石黒 馨  神戸大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20184509)
キーワード内戦 / 国際秩序 / 境界 / ゲーム理論
研究概要

国内における治者・被治者間の勢力分布を《国際秩序と国内秩序の共振のパラメータ》として捉え、一方で、第一次大戦後の帝国解体、第二次大戦後の脱植民地化、そして冷戦後の冷戦終結といった国際秩序の変動は、《共振のパラメータ》の変化を通じて国内秩序の安定を揺さぶるが、他方で、この《共振のパラメータ》の変化を相殺するために、国内統治の国際的再編を通じて国内秩序の安定を回復する過程において、国際秩序に変動が生じる。本研究の目的は、まさにこの国際秩序の変動がもたらす国内秩序の変動と、国内秩序の変動がもたらす国際秩序の変動という二重の政治動学を理論的に解明することにあったのである。
石田の「国内秩序と国際秩序の《二重の再編》」、そして石黒の「国内紛争後の政治改革への国際関与」は、三年間にわたる本研究の成果をまとまるものである。
今年度は、東京大学において「共振する国内・国際秩序研究会」を三回開催した(各回の報告者・題目は、順に臼杵陽(ゲスト・スピーカー)「内戦としてのパレスチナ/イスラエル紛争--イスラエル総選挙と分離壁をめぐるポリティクス」、石田淳「国際秩序と国内秩序の《二重の再編》」、土佐弘之「グローバルな統治性と分類・序列化する知-権力--フーコーの問題提起を受けて」)。また、平成17年度と同様に、秋に神戸大学において神戸国際政治経済研究会とワークショップを共催し、ゲーム理論の政治・経済分野への応用の可能性を探った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 国内秩序と国際秩序の《二重の再編》-政治的共存の秩序設計-2007

    • 著者名/発表者名
      石田 淳
    • 雑誌名

      国際法外交雑誌 105巻・4号

      ページ: 44-67

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 国内紛争後の政治改革への国際関与2007

    • 著者名/発表者名
      石黒 馨
    • 雑誌名

      国際政治 147号

      ページ: 149-163

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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