研究課題
平成19年度は過去3カ年の成果を基礎にして、日本のガス供給企業9社の15カ年のデータを用いて、「ネットワーク効果を含めた、動学的生産要素需要のトランスログ費用関数の推定」を実施した。この研究によって、(1)動学的な制約条件のかかった費用関数における、投資関数の確率的な動きを明らかにした。(2)3本の方程式で構成されるシステム推定における、「オイラー方程式に確率微分を導入した投資関数」の動きを明らかにし、確率微分を導入する場合と導入しない場合における差異を明確にした。(3)規制緩和の結果、効率性がどのように変化したのか、従来の研究以上に現実に接近できた。なお、平成19年度の成果である『ネットワーク効果を含めた、動学的生産要素需要のトランスログ費用関数の推定』は、下記のレフリー付きの雑誌上にアクセプトされた。「地方公営企業の生産関数の推定」地域学会誌(2008予定)。
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International Journal of Innovative Computing, Information and Control 12
ページ: 943-957