本年度は、研究計画に従い、次のような調査活動を行った。 (1)次のようなヒヤリング調査を行った。産業省産業振興局局長兼バンコク・ファッション・シティ計画実行委員会事務局長であるプラモート・ウィタヤースック、T-DET(Textile and Garment Development in Efficiency and Technology)計画責任者であるサーティット・プッタチャイヨン(ラーチャモンコン工科大学バンコク校副学長)、JARAD(Jewelry Advanced Research and Development)計画責任者であるカーンチャナー・チュークルウォン(シーナカリンウィロート大学準教授)、タイ衣料製造者協会会長であるティエンチャイ・マハーシリ(リアン・タイ・アパレル社長)、産業省産業振興局部長兼バンコク・ファッション・シティ計画事務局長であるブンチュア・ウォンカセーム、タイ宝石・ジュエリー取引業者協会副会長であるプラピー・ソーラクライキティクーン、キング・モンクット工科大学トンブリー校の実用ロボット研究所所長であるチット・ラオワッタナー、キング・モンクット工科大学プラナコーン・ヌア校準教授であるチャラムポーン・ハッサモントなどの人たちにインタビューし、バンコク・ファッション・シティ計画についての情報を入手した。 (2)2006年8月25日〜9月6日に訪タイし、現地研究機関の研究者と共同研究を行った。とくにタマサート大学商学部のスラチャイ準教授やチュラロンコーン大学アジア研究所のサーイケーウ・ティパコーン所員とは、資料収集やヒヤリング調査をともにし、研究方法や問題意識を共通にすることができた。 (3)研究報告については後述の通り4本の論文を発表し、また研究発表については10月21日の東アジア市民社会研究会で行った。
|