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2006 年度 実績報告書

フランスにおける就職困難層に対する社会的参入支援事業についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530184
研究機関大阪市立大学

研究代表者

福原 宏幸  大阪市立大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20202286)

キーワード就職困難層 / 若者 / 社会的排除 / 社会的包摂 / 貧困 / 就労支援 / 社会的企業 / 最低限所得保障
研究概要

本年度は研究の最終年度にあたり、その総括として、現地で補足調査として、若者の就労支援機関Mission Localcentre、参入最低限所得保障の給付機関Espaces-Insertion(Accueil et traitement des demandes de RMI)、ホームレス生活者の社会復帰支援相談機関Permanence sociale d'accueil、そして、7ヵ所の参入支援企業で、インタビュー調査を行った。
同時に社会的企業についての理論的研究の成果をサーベイするとともに、こうした取り組みの日本における取り組み状況についても合わせて調査を行った。社会的企業については、フランスをはじめ多くの欧州諸国でその形態に違いがあるとはいえ実施されており、それが有効に機能していることがわかった。とくにこれら欧州諸国の中にあって、フランスの特徴は、最低限所得保障とセットにして、しかも多様な困難にある人々に対し個別的な対応ができるようにメニューが豊富に存在していることであった。
日本においても、今後、就労困難層問題が深刻化することが予想されるが、それに対する施策・制度構築にあたって、フランスの参入支援企業は参考となる一つのモデルを提示できるだろう。フランスの研究者との意見交流もまた、今回は大いに参考となった。この研究の成果は、日本においては学術雑誌や学術書へ寄稿することで、市民社会への伝達広報につとめる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ソーシャル・ファーム及びソーシャル・エンタープライズの汎用性を考察する2006

    • 著者名/発表者名
      福原宏幸
    • 雑誌名

      C-STEP労働政策研究会報告書 6

      ページ: 3-13

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 若者の雇用と社会的排除-フランスの若者暴動が問うもの-2006

    • 著者名/発表者名
      福原宏幸
    • 雑誌名

      世界人権宣言大阪連絡会議ニュース 287号

      ページ: 1-5

  • [図書] 社会政策の新しい挑戦2007

    • 著者名/発表者名
      埋橋孝文, 武川正吾, 福原宏幸
    • 総ページ数
      320
    • 出版者
      法律文化社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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