• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

体制転換プロセスにおける対外直接投資のインパクトと外資企業のガバナンス

研究課題

研究課題/領域番号 16530192
研究機関日本大学

研究代表者

池本 修一  日本大学, 経済学部, 教授 (50287570)

キーワード対外直接投資 / 移行経済 / EU東方拡大 / 企業統治 / 産業構造
研究概要

標記「体制転換プロセスにおける対外直接投資と外資企業のガバナンス」に関して,チェコを中心として,ポーランド,ハンガリーの対外直接投資に関して,現地資料など国際機関発行資料に加え,現地調査を実施して,上記3カ国の体制転換プロセスの到達度を比較検討する目的で本研究プロジェクトを実施した。
その成果は平成16年9月18日にスロヴァキア共和国ブラチスラヴァにおいて中欧の直接投資状況を口頭発表した{Ikemoto, S., Japanese Investment in Central and Eastern Europe, presented at The International Workshop titled "Regional Integration in the East and West : Challenges and Responses" by Japan Foundation and Slovak Foreign Policy Association (Ministry of Foreign Affaires), 18 September 2004, Bratislava, Slovakia}。この発表成果は英文論文{Ikemoto, S. Japanese Investment in Central and Eastern Europe,『研究紀要』第35号,日本大学経済学部経済科学研究所,2005年3月}として発表した。ここでは中欧諸国のEU加盟を契機として日本企業が中欧諸国に集中して進出しているプロセス,背景問題点を最新資料を用いて概観した。
さらに,チェコにおける対外直接投資が機械工業部門においてどのようなインパクトを与えているかを生産と企業改革両面から分析を続けているその成果は{池本修一・チェコの機械工業と企業改革・経済集志・日本大学経済学研究会・第74巻・第2号・2004年7月}に発表した。
最後になるが,チェコの体制転換プロセス14年間を総括した研究論文を{池本修一・松澤佑介・「チェコの体制転換プロセス」『ロシア・東欧経済:市場経済移行の到達点(ロシア研究)』日本国際問題研究所・第36号・2004年10月}として発表し,当該諸国における経済発展に対外直接投資が与えた寄与度が極めて大きく,今後の課題が,直接投資ブーム後の当該国の経済政策如何であることを包括的に論じた。今後は,企業改革が如何に変化しているかを現地調査をもとに研究する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Japanese Investment in Central and Eastern Europe2005

    • 著者名/発表者名
      Shuichi Ikemoto
    • 雑誌名

      紀要(日本大学経済学部経済科学研究所) 第35号

      ページ: 27-50

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] チェコの機械工業と企業改革2004

    • 著者名/発表者名
      池本修一
    • 雑誌名

      経済集志(日本大学経済学研究会) 第74巻第2号

      ページ: 259-267

  • [図書] ロシア・東欧経済:市場経済移行の到達点2004

    • 著者名/発表者名
      池本修一, 松澤佑介
    • 総ページ数
      111-142

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi