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2004 年度 実績報告書

プロジェクトマネジメントによる顧客価値基準の収益管理システムの理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530301
研究機関明治大学

研究代表者

鈴木 研一  明治大学, 経営学部, 助教授 (80309674)

研究分担者 佐々木 郁子  東北学院大学, 経済学部, 助教授 (90306051)
キーワード固定収益 / 顧客関係性 / 収益作用因 / 顧客ロイヤルティ / 従業員ロイヤルティ / 顧客セグメント別管理会計 / PBSC / PBudgeting
研究概要

本研究における3つの研究課題に関わる研究実績の概要は,以下のとおりである。
1.研究課題I:収益態様としての固定収益及び変動収益概念についての研究:A社から研究のために提供された収益及び費用、物量データについて実証及びA社に対するインタビュー調査に基づいて収益区分(固定収益及び変動収益)や費用区分,利益計算,評価概念について考察を行い,理論仮説を構築した。その結果の一部を管理会計学会全国大会(鈴木研一・佐々木郁子「固定収益マネジメントのフレームワーク」2004年9月17日立教大学)において発表した。また,現在,(仮称)固定収益マネジメントという本の執筆を行っている。
2.研究課題II:収益作用因としての顧客価値基準についての研究:B社の協力を得てアンケート調査によって得られたデータに基づき収益作用因としての顧客価値についての実証研究を行った。この結果を管理会計学会全国大会(鈴木研一・松岡孝介・竹内倫和・佐々木郁子・伏見有貴「従業員満足,顧客満足,財務業績に関する因果連鎖の研究-A社におけるアクション・リサーチ-」2004年9月16日)において発表し左。現在・海外ジャーナルへの投稿に向けてワシントン大経営学部(シアトル)のジンバブオ教授の指導を受けている。また,収益作用因についての理解を深めることを目的として新たなアンケート調査の実施を企画している。
3.研究課題III:収益管理技法としてのプロジェクトマネジメントの管理会計への適応についての研究:研究者と実務家からなる研究会を組織し,収益管理技法としてのプロジェクトマネジメントの管理会計への適応枠組みについての理論的考察を行った。また,プロジェクトのマネジメントコントロールの実態を把握するために製薬会社及び当該製薬会社にプロジェクトマネジメントのプログラムを提供しているシステム会社へのインタビュー調査を行った。その成果の一部を上述の研究課題1についての学会報告の中で行った。現在,研究会において来年の研究に向けて「プログラム予算の研究」という新たな研究テーマを設定を行い,アプローチを検討している。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 固定収益概念に基づく利益安定性の評価モデル2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木研一
    • 雑誌名

      社会科学研究所紀要(明治大学) 第43巻第2号(論文受理済み)

      ページ: 163-174

  • [雑誌論文] プロジェクト管理会計システムの枠組み2004

    • 著者名/発表者名
      鈴木研一
    • 雑誌名

      企業会計 第56巻7号

      ページ: 7

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] プロジェクト・バランス・スコアカード2004

    • 著者名/発表者名
      鈴木研一(小原重信)
    • 総ページ数
      196
    • 出版者
      生産性出版
  • [図書] 企業価値と組織再編の管理会計に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      鈴木研一, 佐々木郁子(門田安弘)
    • 総ページ数
      357
    • 出版者
      日本会計研究学会
  • [図書] 工業会計システムの現状と課題2004

    • 著者名/発表者名
      鈴木研一(山田庫平)
    • 総ページ数
      63
    • 出版者
      日本簿記学会

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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