研究課題
基盤研究(C)
1 前回の調査(1978年)において回答のあった1000弱の戦友会に調査票を送り、現在における会の存続の有無、世話人(ないし事務局)の住所・氏名、解散している場合は解散理由・解散時期などについて尋ねたところ、258の会から返答があった。得られた情報をデータベース化し、今後の研究に備えることにした。高齢化その他の理由で会自体が消滅しているケースが予想以上に多く、研究それ自体の緊急性があらためて確認されることになった。2 『「戦友会」調査報告書』(社団法人元軍人軍属短期在職者協力協会、2001)に記載されている個別戦友会のデータに上記1のデータを加え、全国の3,625の戦友会を対象とするアンケート調査を行った。最新の情報に依拠した調査であったが、回答者の死亡あるいは会の解散による調査不能のケースはかなりの数に上った。2006年6月現在、回答数は867となっており、回収率は25%弱である。種々の困難を考えると、この回収率は、かなり高いものといってよいだろう。また多くの戦友会から回答とともに膨大な量の貴重な資料の提供を受けた。3 今回の調査の結果、戦友会関係者が戦後日本社会に対しコミュニケーションのチャネルをほとんどもたなかったこと、それゆえ戦友会の絆が貴重なものと観念され続けてきたことが改めて浮き彫りになった。また昭和50年代(1975年から1985年)が戦友会のもっとも隆盛な時期であったことも明らかになった。今後は回答の内容分析を続けるとともに、調査の主内容を個別戦友会への聞き取り調査に切り替え、よりインテンシヴな情報収集を行う予定である。
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Maclelland, M. and R.Dasgupta(eds.), Genders, Transgenders and Sexualities in Japan, Routledge.
ページ: 145-152
情報 (応用倫理学講義 第3巻)(水谷雅彦編)(岩波書店)
ページ: 65-84
Maclelland, M., R.Dasgupta(eds.)Genders, Transgenders and Sexuaiities in Japan, Routledge
戦後日本の中の「戦争」(中久郎編)(世界思想社)
ページ: 181-212
現代の社会学 21世紀へ(大梶俊夫ほか編)(北樹出版)
ページ: 54-64
ページ: 47-65
変貌するアジアの家族-比較・文化・ジェンダー-(山中美由紀編)(昭和堂)
ページ: 63-71