平成16年4〜10月 日米における医療機関における電子カルテの導入状況について、医療保険・国の政策・医療機関の市場競争の状況との関係について、また医療情報学の発達、電子カルテ開発状況について主に標準化の問題を中心に資料収集を行い、現状の分析を行った。7〜9月 主に甲南女子大学において日本におけるガン治療関係の代替医療市場について資料調査を行った。この成果の一部は、平成17年2月に公刊した『臨床文化の社会学-職業・技術・標準化』(山中浩司編・昭和堂)の橋本論文に収められた。11〜2月インタビュー調査を行うための準備作業(電子カルテ導入医療機関の絞り込み、状況を把握するためのプレインタビュー、電子カルテ導入によって影響を受ける職種の推定)を行った。 調査の実施はそのため、来年度早々に行う予定である。予定が遅れた理由は、上述の刊行書の執筆に、今年度に行った今年度の調査の結果を組み込む作業にかなり時間をとられたためである。
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