研究分担者 |
中島 智子 プール学院大学, 国際文化学部, 教授 (80227793)
松尾 知明 国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 主任研究官 (80320993)
倉石 一郎 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (10345316)
金 泰泳 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (60303997)
山ノ内 裕子 関西大学, 文学部, 専任講師 (00388414)
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研究概要 |
平成16年度においては,理論研究と実証研究が平行して進められた。 理論研究では,アメリカにおけるホワイトネス研究の理論サーベイが行われ,日本人性研究との連続性と断絶性について講論が交わされた。その成果の一部を,松尾知明は異文化間教育学会第25回大会(平成16年5月29日・30日)の特定課題研究会において,「ホワイトネス(whiteness)研究と日本人であること(Japaneseness)-異文化間教育研究に示唆するもの-」と題して発表した。 なお,中島智子はこの学会の特定課題研究のコーディネーターを,倉石一郎はコメンテーターをつとめた。 実証研究では,(1)朝鮮文化研究会などのサークル活動を通して多文化教育を学んだ日本人卒業生のインタビュー調査,(2)日本人と在日朝鮮人の「ダブル」の青少年を対象とする,多文化教育の体験と民族関係についてのインタビュー調査,(3)日本人生徒の占める比率が低い公立学校やエスニック・スクールで勤務する日本人教師を対象とする、日本人性をめぐる意識についてのインタビュー調査が平行して行われた。その成果の一部を,野入直美は異文化間教育学会第25回大会の特定課題研究会において,「見えない日本人-在日朝鮮人教育における『日本人生徒』の位相-」と題して発表した。
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