研究概要 |
H18年度は、過去二年間の研究実績を踏まえ、研究がすすめられた。 (1)学術研究論文の作成と公表: H18年度は本プロジェクトの国際比較研究完成期に当たる。すでに作成されていたマスタ・データセットを用いて分析が行われた。その結果は、二本の論文(うち一本は昨年度からの継続論文で再投稿中)の形で完成した。また、本プロジェクトと密接に関連した運動論領域での研究論文も完成し、公表された。 1、Sutained progest activism and protest cycles : Protest Against the Iraqi war in Belgium, Greece, and Japan,2003-2004(修正後再投稿中) 2、Who Commits More?:A Comparative Inquiry into Frequent Demonstrators in Belgium, Greece, and Japan(Presented at the East Asian Sociologist Conference, Seoul,2006.9) 3、「社会運動論から社会理論へ」『社会学評論』.第57巻第2号.Pp.223-239. (2)研究成果整理とまとめ H18年度後半は、研究成果を整理して「グローバル市民社会」のありようについて議論をまとめることをおこなった。また、特にと国際的に成果を問うべく、国際共同執筆による出版『イラク反戦運動国際比較調査(仮称)』についてギリシャとベルギーの代表者と協議をおこなった。この作業は、本プロジェクト終了後にも継続して行われることとなった。
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