• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 研究成果報告書概要

スゥーデンにおけるホームレス自立支援システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530350
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関東京女学館大学

研究代表者

麦倉 哲  東京女学館大学, 国際教養学部, 教授 (70200235)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
キーワードホームレス / 自立支援 / ソーシャルワーク / ソーシャルインクルージョン / 地域福祉ネットワーク / 格差 / アディクション / エンパワーメント
研究概要

ホームレス自立支援システムについて、日本との比較においてスウェーデンを調査研究した。スウェーデンのホームレスの状況について、現地関係機関のヒアリングを実施し、関連NPO団体、支援団体を訪問し、またスウェーデンの大学関係者を訪問し議論をするとともに、スウェーデンに住む日系人からスウェーデンの社会福祉制度の状や生活状況についてヒアリングを行った。また、大都市部の路上でみかけるホームレス者の動向を観察するとともに、少しではあるが話をうかがうことができた。
スウェーデンでは、ちょうど2005年に三回目の全国調査を実施し、また、2002年から2005年の政府支援のプロジェクトの自己点検評価も行っていた。そうした動向を的確に踏まえつつ、EU諸国の中でも、ソーシャルインクルージョンについて積極的に取り組んでいるスウェーデンの取り組みと課題をつかもうとつとめた。
その一方で、比較の意味で、野宿者(路上生活者)の自立支援システムの観点で、東京23区・東京都、神奈川県横浜市、川崎市、大阪府・大阪市、福岡県北九州市などの動向を調査し、それぞれの自治体が取り組んでいる実態を調査した。また、それぞれの自治体のもつ独自性・特徴ならびに自立支援システム構築への課題を把握した。
こうした中で、ソーシャルインクルージョンという視点で、野宿者が社会の中に受け入れられていくためには、社会の中に、官民のソーシャルワーカーを配置することが重要である点を再確認した。スウェーデンの研究分析は私にとってまだ、未分析の点が多い。研究助成を受け、たくさんの情報を収集し、現地でのネットワークを作った成果を今後さらに活かし、研究を総合化していきたい。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] ホームレス「自立支援」における自立支援概念と政策展開の実効性について2007

    • 著者名/発表者名
      麦倉哲
    • 雑誌名

      日本都市学会、日本都市学会年報 VOL.40(未定)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] ホームレス自立支援における『自立支援』とは何か2006

    • 著者名/発表者名
      麦倉哲
    • 雑誌名

      日本都市学会大会報告 第53回その他・学会発表

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] ホームレス自立支援システムの研究(麦倉哲著)2006

    • 著者名/発表者名
      麦倉哲
    • 総ページ数
      629
    • 出版者
      第一書林
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 男らしさとホームレス(安部恒久・大日向純夫・天野正子編著)2006

    • 著者名/発表者名
      麦倉哲
    • 総ページ数
      227
    • 出版者
      日本経済評論社(男性史3所収)
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] ホームレスと豊かな社会(社会学のアクチュアリティ第8巻/都市社会とリスク)(藤田弘夫,浦野正樹編著)2005

    • 著者名/発表者名
      麦倉哲
    • 総ページ数
      353
    • 出版者
      有進堂(所収)
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

公開日: 2008-05-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi