研究課題/領域番号 |
16530354
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
高橋 伸一 佛教大学, 社会学部, 教授 (80154821)
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研究分担者 |
若林 良和 愛媛大学, 農学部, 教授 (10201146)
吉田 秀和 龍谷大学, 社会学部, 講師 (10298739)
石橋 道江 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 講師 (30369087)
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キーワード | 社会移動 / 生活ネットワーク / 地域リーダ |
研究概要 |
本年度は、春期に現地調査の計画、夏期、秋期、冬期に旧産炭地域(福岡県)においてフィールドワークを実施した。夏期には1988年に福岡県宮田町において実施した定量調査対象者の追跡および生活ネットワーク関連のアンケート調査のプリテストを実施。結果として、対象者の高齢化が調査データに与える影響など総合的に判断して、データ収集手法を定性調査へと変更した。同町における地域リーダへの調査は、自治会長、民生委員を主として実施。秋期には、町村合併を控える同町の生保世帯の基礎データと実態の把握に努めた。冬期には、合併後の各種の組織体や住民の生活課題について聴き取り調査を実施した。これらと並行して前年度調査のインフォーマントへの生活史調査を継続し、新たなライフドキュメントを獲得した。 この間、地域概要の変化に関するものとして町営住宅(炭鉱改良住宅)の18地域の住宅規模、世帯構成に関わるデータ、および近年20年間の同町の生活保護のデータを収集した。さらに個別データとして1988年調査対象者83ケースについて2005年時点での消息データを集めた。これらの成果は、関西労働社会学研究会(12/17(土)立命館大学)において報告、議論をかさねた。 次年度は、定住層(非移動層)に加えて移動層(関西・中部・関東地域)へのアプローチを実施する。
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