研究課題/領域番号 |
16530384
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 京都光華女子大学 |
研究代表者 |
小國 英夫 京都光華女子大学, 人間関係学部, 教授 (70224186)
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研究分担者 |
山本 嘉一郎 京都光華女子大学, 人間関係学部, 教授 (10192410)
阿部 一晴 京都光華女子大学, 人間関係学部, 助教授 (60340452)
岡本 民夫 同志社大学, 文学部, 教授 (80071918)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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キーワード | 高度な実学教育 / フィールド・ラーニング / 講義科目における教材の電子化 / e-learning手法の実験 / 実習教育重点化 / 実習支援 |
研究概要 |
社会福祉学は実践の学であり、社会福祉専門教育は高度な実学教育である。従って内容の充実した社会福祉実習などをベースとした"フィールド・ラーニング"が極めて重要となる。こうした実習やそれと連動した演習に十分な時間をとり、現実から学ぶことを可能にすることによって、はじめて社会福祉を全体的に現実感覚を持って理解し、実践力を養うことが可能となる。 こうした"フィールド・ラーニング"をサポートするために、講義系科目、実習系科目、専門演習や卒業研究系科目のそれぞれにおいて、遠隔学習やマルチメディアの手法を含む効果的なIT活用の可能性とその効用に関する実証的研究が本研究の目的である。 本研究においては京都光華女子大学人間関係学部の社会福祉学科と人間関係学科メディア情報専攻の教員や学生の協力の下に、講義系科目における教材の電子化、BlackboardやMediaDEPO等を用いたe-learning手法の実験、実習支援のためのサイト「福祉どっとこむ」の構築と運用実験、TV会議システムによる実習支援の運用実験等を行った。 また、福祉系大学におけるIT活用の状況に関して、見学やヒアリングを行い、今後の方向性と課題について検討した。 そうした結果として、社会福祉専門教育における今後の教育水準の向上や実習教育重点化の方向に向けて、積極的なIT活用による講義系科目でのe-learning手法の効用が確認できたこと、また、実習支援における手法に関しても一定の見通しを持つことが出来た。しかし、こうした取り組みが大きな成果を挙げるためには教員個々の努力では大いに限界があり、大学としての組織的な取り組みが不可欠であることも確認できた。
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