研究課題/領域番号 |
16530411
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
安永 悟 久留米大学, 文学部, 教授 (60182341)
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研究分担者 |
大坪 靖直 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60223880)
甲原 定房 山口県立大学, 生活科学部, 助教授 (20225387)
笹山 郁生 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (30235296)
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キーワード | 不確定志向性 / 補償としての確信 / 文化差 / 自尊感情 / IAT |
研究概要 |
本研究は、不確定志向性理論の観点から「補償としての確信」現象を、日本とカナダとの文化差を考慮し、顕在的・潜在的自尊感情を手がかりに検討することを目的とした。実験計画は、2(不確定志向性:UO・CO)×2(文化:カナダ・日本)×2(脅威:個人的・非個人的)であった。 本研究を推進するために、本年度は下記の内容を実施した。 1.質問紙や調査紙の日本語版を作成し、カナダ版との整合性を検討した。 2.日本語版IATプログラムを作成した。 3.不確定志向性に関する調査を行っている。被験者数は300名を超えている。 4.IATに関する実験を実施。 (1)不確定志向性に回答してもらった被験者に実験参加を依頼した。現在までに100名近い被験者を対象に実験を実施した。実験は3名を同時に行い、一組の所要時間は約60分間である。 (2)顕在的自尊感情の測定 Rosenbergの自尊感情尺度、および集団の自尊感情尺度を用いている。 (3)IAT 潜在的自尊感情を測定するためにIATを用いている。 (4)中絶と死刑への態度の測定 「補償としての確信」の程度を測定している。 5.データの整理・分析状況 (1)日本のデータに関しては、調査結果の分析と、実験結果の整理中である。 (2)カナダのデータに関しても、ほぼ同じペースで実験・調査が進んでいる。
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