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2004 年度 実績報告書

中学校から高校への進路選択に伴う時間的展望の変化プロセスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530434
研究種目

基盤研究(C)

研究機関中央大学

研究代表者

都筑 学  中央大学, 文学部, 教授 (90149477)

キーワード時間的展望 / 環境移行 / 中学生 / 高校生 / 学校適応 / 縦断調査
研究概要

本研究の目的は、中学校から高校にかけて縦断的な質問紙調査を実施し、生徒の進路選択と時間的展望との関連について検討することであった。縦断研究の第一年度にあたる本年度は、以下の2つの調査を実施した。
1)7月に、公立中学校1校の1〜3年生480人を対象に、中高校生用の時間的展望尺度を開発するための質問紙調査を実施した。質問項目は、(1)自己意識(30項目)、(2)時間的展望(42項目)、(3)学校生活(12項目)、(4)不定愁訴(9項目)から構成されていた。因子分析の結果、(1)自己意識については、(1)自己信頼、(2)他者の存在、(3)自己否定、(4)現在の自己肯定、の4因子を抽出した。(2)時間的展望については、(1)将来への希望、(2)将来志向、(3)空虚感、(4)計画性、(5)将来目標の渇望、の5因子を抽出した。(3)学校生活については、(1)学校享受感、(2)勉強理解度、の2因子を抽出した。(4)不定愁訴については、(1)イライラ感、(2)身体疲労、の2因子を抽出した。
2)10〜12月に、公立・私立中学校9校の3年生915名を対象に、上記の調査から作成された質問紙調査を実施し、あわせて高校進学後に継続して調査協力をしてくれる対象者を募った。その結果、558名が今後の調査への継続的な協力を申し出てくれた。得られた質問紙調査のデータに関しては、4つのカテゴリーにもとづいて下位因子の結果を分析した。来年度以降引き続いて実施される中学3年生を対象とした調査結果との比較をおこなう予定である。また、継続して調査協力を申し出てくれた中学生の氏名・住所等の情報をデータベース化する作業もあわせて実施した。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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