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2004 年度 実績報告書

アメリカの大学教育の改善とティーチング・アシスタント制度の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530523
研究機関淑徳大学

研究代表者

吉良 直  淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 助教授 (80327155)

研究分担者 北野 秋男  日本大学, 文理学部, 教授 (50169869)
キーワードティーチング・アシスタント(TA)制度 / 教授開発センター / 大学教員の育成 / 訓練プログラム / 学部教育の改善 / 大学院生 / ファカルティ・ディベロップメント(FD) / 日米のTA制度の比較
研究概要

平成16年度の研究計画に記した通り、研究代表者・吉良直、研究分担者・北野秋男、そして研究協力者・和賀崇が「アメリカTA制度研究会」として活動を始め、5月22日最終の研究会を行った。内容は、日本のTA制度の特徴と課題、アメリカのTA制度の特徴と課題、そして予備調査を実施した3大学のTA制度の概要である。
その後、6月12日・13日に北海道大学で開催された大学教育学会26回大会での「日米のTA制度の実態に関する比較研究」と題するラウンド・テーブルで、上記の3人がこれまでの研究成果を発表した。日本の大学のTAはあくまでも助手であるが、アメリカの大学のTAは、実質的な業務や実際の授業を任されており、授業料免除などの報酬と訓練制度が充実していることを指摘した。
7月10日に第2回研究会を開催した後、8月29日から2週間かけて、東海岸のマサチューセッツ州ボストン近郊のボストン・カレッジ、ハーバード大学、マサチューセッツ州立大学ボストン校、そしてニューヨーク州のシラキュース大学、ニューヨーク州立大学オルバニー校の5大学を訪問した。各大学では、TAの訓練を行っている教授開発センターの職員、教授、TAなどと面談し、図書館で先行研究を探し、TA制度とその実践に関する情報収集を行った。
今回5大学を訪問して分かってきたことは、アメリカのTA制度は日本のそれと比較すれば充実しており、TAを単なる教育助手としてではなく、将来の教授として育成していこうとする先進的なプログラムがある一方で、充分な訓練なしに授業を行っているTAが依然多くいる、というような問題が残っているということである。
3月19日に第3回研究会を開催し、6月に京都大学で開催される大学教育学会第27回大会での発表の概要を議論した。来年度は、西海岸を中心に大学を訪問し、さらにTA制度の実態を解明していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 日米のTA制度の実態に関する比較研究2004

    • 著者名/発表者名
      北野秋男, 吉良直, 和賀崇
    • 雑誌名

      大学教育学会誌 26巻2号

      ページ: 67-68

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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