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2005 年度 実績報告書

アメリカの大学教育の改善とティーチング・アシスタント制度の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530523
研究機関淑徳大学

研究代表者

吉良 直  淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 助教授 (80327155)

研究分担者 北野 秋男  日本大学, 文理学部, 教授 (50169869)
キーワードティーチング・アシスタント(TA)制度 / 教授開発センター / 大学教員の育成 / 訓練プログラム / 学部教育の改善 / 大学院生 / ファカルティ・ディベロップメント(FD) / 日米のTA制度の比較
研究概要

平成17年度は、研究代表者・吉良直、研究分担者・北野秋男、研究協力者・和賀崇が「アメリカTA制度研究会」として活動を続けた。6月11日には、京都大学で開催された大学教育学会27回大会での「アメリカの大学のTA制度と実践の比較研究」と題するラウンド・テーブルで、上記の3人が研究費初年度の研究成果を発表した。アメリカのTA制度は日本のそれと比較すれば充実しており、TAを将来の教授として育成していこうとする先進的なプログラムがある一方で、充分な訓練なしに授業を行っているTAが依然多くいることなどを報告した。
8月6日に研究会を開催した後、8月28日から約1週間かけて、西海岸のワシントン州シアトルのワシントン大学、カリフォルニア州サンフランシスコ近郊のカリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学の3大学を訪問した。各大学では、TAの訓練を行っている教授開発センターの職員、教授、TAなどと面談し、図書館で先行研究などの情報収集を行った。今回3大学を訪問して、TAの労働組合の問題、外国人TAの問題などさらに研究すべきテーマも浮上し、成果の多い訪米となった。
10月下旬には、ウィスコンシン州で開催されたPODと呼ばれる全米のFD関係者の組織の年次大会に参加し、様々な大学のFD関係者と交流することができた。
その後は、平成18年6月下旬に開催される日本比較教育学会で日米仏のTA制度の国際比較研究を発表するために11月12日と2月4日に研究会を開催し、さらに8月下旬に開催される日本教育学会で発表するために3月4日に研究会を開催し、それぞれ発表の準備を行った。3月27日には、京都大学で開催された第12回大学教育研究フォーラムで研究成果を発表した。
来年度は、2年間の研究成果をまとめ最終報告書を作成し、10月にはもう一度科研費を申請しTA制度の実態をさらに解明していく所存である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] アメリカの大学のTA制度と実践の比較研究2005

    • 著者名/発表者名
      吉良直, 北野秋男, 和賀崇
    • 雑誌名

      大学教育学会誌 27巻2号

      ページ: 79-80

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] わが国のティーチング・アシスタント(TA)制度研究の動向2005

    • 著者名/発表者名
      北野秋男
    • 雑誌名

      教育学雑誌(日本大学教育学会) 40号

      ページ: 49-61

  • [雑誌論文] アメリカのティーチング・アシスタント制度と訓練・養成制度の研究-北東部5大学でのインタビュー調査結果の比較考察-2005

    • 著者名/発表者名
      吉良 直
    • 雑誌名

      大学教育学会誌 27巻2号

      ページ: 88-96

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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