研究課題
基盤研究(C)
本研究の全体目的は、文部科学省『学生生活調査報告』(以下、文部科学省調査と略す)や全国大学生活協同組合連合『学生の消費生活に関する実態調査』(以下、生協調査と略す)などを中心とする、学生生活調査の解析を基本に据え、さらにそれらデータだけからでは把握できない、学生の意識の変化をアンケート調査で補い、学生文化の動向を総合的に明らかにすることである。この目的にそくし、3年計画のもとで、主に以下の作業を行った。(1)文部科学省調査に関しては、設置者別、地域別のデータが報告されているものに関して、データベース化作業を進め、1968〜2000年について設置者別の解析を行い、論文化した。(2)さらに、この調査については、日本学生支援機構から、2004・2002・1996年度の個票データの提供を受け、今回はとくに最新の2004年度データについての解析を行い、現在、論文化を進めているところである。(3)また、生協調査に関しても、1963〜2002年の学生生活に関するデータを入力し、データベースを作成し、その解析を進めた。(4)われわれが約10年前に行った、学生文化に関する実態・意識調査を追跡する目的で、12大学について各大学100人規模の現役学生に対するアンケート調査を実施し、その解析結果を論文化した。(5)学生文化を規定する要因として、各大学独自の学風に着目し、それぞれの大学が、どのような過程をへて、学風を形成してきたのかを、一部の私立大学をサンプルにとり、歴史的に検討した結果を論文化した。などである。なお、本研究を進めるに当たり、物品費は必要文献、資料整理目的の消耗品の購入、旅費は調査打合せ、謝金等はデータの基礎集計のためなどに主に用いた。
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武蔵野大学現代社会学部紀要 第8号
ページ: 15-28
The Bulletin of Musashino University (Faculty of Contemporary Society) No.8
武蔵野大学現代社会学部紀要 第7号
ページ: 33-46
The Bulletin of Musashino University (Faculty of Contemporary Society) No.7
ページ: 37-50
私学高等教育研究叢書 第7号
ページ: 51-69
武蔵野大学現代社会学部紀要 第6号
ページ: 11-22
大学教育研究 第11号
ページ: 15-27
The Bulletin of Musashino University (Faculty of Contemporary Society) No.6
Kobe Journal of Higher Education No.13
Databook on Independent Higher Education in Japan(Research Institute for Independent Higher Education)