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2006 年度 実績報告書

カンボジアにおけるNGOの基礎教育支援活動についての調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530554
研究機関神戸学院大学

研究代表者

前林 清和  神戸学院大学, 人文学部, 教授 (10241168)

キーワードカンボジア / 初等教育 / 教師 / アンケート調査 / 都市部 / 農村部 / 遠隔地
研究概要

カンボジアは、最貧国のひとつであり、かつてポルポト政権下、大量虐殺が行われ、多くの知識人が命を失った。現在、復興がはじまっているが、このことが大きな障害となっている。そのような現状下、カンボジアの基礎教育を進めている大きな力の一つとして、NGOの活動があげられる。本研究は、カンボジアの基礎教育の向上に貢献しているわが国のNGOについての調査研究である。今回の調査で明らかにしたことは、小学校の教員への調査を通じて、カンボジアの都市部、農村部、遠隔地における教師の教育に関する意識と現状である。
調査方法:アンケート調査
期日:2006年6月26日から7月10日
場所:プノンペン市、コンポスプー州、スヴェイリエン州、コンポントム州、プレビフア州、ラタナキリ州
対象:小学校の教師 481名、
内容:小学校教師の現状と教育状況と児童の学習について
調査結果集計、統計処理:10月から12月
考察とまとめ:1月から3月
成果:カンボジアの教師の学歴、教師の授業準備の状況とその理由、副業の状況、教師になった理由、児童の学習レベル、理科教育に関する内容などが明らかとなった。全体として、都市部より農村部、農村部より遠隔地の方が、教師の学歴が低く、また教育環境も劣悪であり、児童の学習レベルも低いということが明らかとなった。この成果については、平成19年度のNGOの学術雑誌「ナークジャーナル」5-1に投稿する予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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