最終年度である平成18年度は、平成16-17年度に引き続き、同じ研究枠組みで継続調査を実施した。 1.面接調査の実施 海外研究協力者であるパリ国際学校(フランス)石村清則教諭らの協力により、現地にて下記調査を実施した。 1)実施日時:平成18年6月(継続調査3年目の3年次:卒業時) 2)実施対象校:パリ国際学院(フランス)、アムステルダム国際学校(オランダ)、デュッセルドルフ国際学校(ドイツ) 3)対象者:インターナショナル・バカロレア(IB)ディプロマ・プログラム受講を希望する12年次生(パリ国際学校15名、デュッセルドルフ国際学校7名、アムステルダム国際学校3名、合計25名) 4)面接調査内容:半構成的面接法、IBコースの印象、取得科目、大学進学希望先、将来の希望職種などキャリア意識、日本人意識、日本と現地の生活等について一人あたり1時間程度聴取 *上記をテープ起こしし、分析資料の作成 2.国際学校12年次生対象質問紙調査 ・IB取得科目、IBで身につく資質・技能、大学進学後のキャリア、日本人意識、日本社会についての意見などからなる質問紙を作成し、平成17年6月卒業の12年次生に各学校から配布してもらい回収 *上記のデータ入力・整理 3.面接調査・質問紙調査データ分析 4.報告書作成 ・3年間にわたる調査結果に基づき、それぞれの知見を研究代表者・分担者、海外研究協力者全員で執筆し、報告書を作成した。同時に下記書籍として刊行した。 (相良憲昭・岩崎久美子編著、石村清則・橋本八重子・吉田参着『国際バカロレア-世界が認める卓越した教育プログラム-』明石書店2007年2月)
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