研究概要 |
1.福島,宮城,千葉,神奈川,京都,兵庫,岐阜,岡山の小中学校,高等学校,大学,養護学校の教師を組織して,多文化音楽教育研究会を結成し,3年間にわたって児童・生徒・学生を対象として,心を育てる多文化音楽教育の実践研究を行った。 2.2006年度に多文化音楽学習のためのCD-ROM, DVD(科学研究費補助金による研究成果(「国際化時代の教員養成における多文化音楽教育のCD-ROM教材開発」平成12年度〜15年度科学研究費補助金基盤研究(C)(1)研究課題番号12680241)を授業設計の提案とともにネット公開し,2006年度に海外の音楽教育家の多文化音楽教育の教材として,英訳してネット公開した。アドレスは,http://furiya.ipc.miyakyo-u.ac.jp/である。 3.子どもの心の教育をめざす多文化音楽教育の研究の3年間にわたる共同研究の成果を日本音楽教育学会第35-37回大会(於武蔵野音楽大学,琉球大学,千葉大学)において,共同企画「異文化理解を踏まえた多文化音楽教育の教育方法の実践的検証」I-IIIとして発表し,研究成果の検証と新たな課題の探求を行い,研究成果を社会に還元した。 4.各研究年度に,多文化音楽教育の共同研究の成果をシンポジウム(ラウンドテーブル,ワークショップ)を開催,研究成果を社会に還元した。平成16年度(ラウンドテーブル「諸民族の音楽による多文化音楽教育-曲種に応じた歌唱指導の実際-」),17年度(多文化音楽教育2006シンポジウムin京都I・II)。平成18年度には,3年間の度の研究の集大成として,「多文化音楽教育シンポジウム2007in東京」(2007年3月於東京学芸大学芸術館ホール)を開催した。東京学芸大学共催。内容は,基調講演:徳丸吉彦放送大学教授,ラウンドテーブル,ワークショップ多文化教員合唱団:福島コダーイ合唱団演奏会である。 5.海外の学会において,数多くの研究発表とワークショップを行ない,研究成果を広く海外に発信した。ISME第26回カナリア諸島大会(2004), Festival 500 Newfoundland, Canada (2005), Korean IKS Conference, Seoul, Korea (2005)第27回ISMEクアランプール大会(2006) Kodaly Zoltan szuletesenek 125. evforduloja alkalmabol Nemzetkozi Zenetudomanyi Konferencia-KODALY ZOLTAN emlekere (2007) 6.研究成果報告書『子どもの心の教育をめざす多文化音楽教育の研究〜インターネットによる国際理解教育ネットワークの活用〜』を刊行。
|