研究課題/領域番号 |
16530571
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
石田 淳一 国立大学法人横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (70144186)
|
研究分担者 |
橋本 吉彦 国立大学法人横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (60000072)
池田 敏和 国立大学法人横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (70212777)
|
キーワード | 算数科 / 習熟度別指導 / 考える足場をつくる算数授業 |
研究概要 |
平成16年5月に青森県八戸市長者小学校、神奈川県横浜市峯小学校、京都市桃山東小学校を習熟度別指導の研究協力校として選定した。平成16年6月にはこれらの研究協力校において、4学年から6学年で共通の指導単元を2つ(4年、分数とわり算、5年、面積と分数、6年、体積と分数の乗除)設定した。その後、共通単元について各研究協力校において授業研究を進めた.適宜、授業研究に先だって、指導案検討会が開催された. 平成16年10月には英国における算数科習熟度別指導を調査するために渡英し、資料を収集するとともに現地の小学校において算数授業を録画した。また上記研究協力校にて、英国で行われているクラス内習熟度別指導を各学校で紹介した。これは能力混合クラスの場合に授業の前半を一斉指導、後半を習熟度別グループに分けて指導するものである。この指導方法は京都市桃山東小学校4学年で取り入れられた。他の2つの学校では、クラス解体による学年内習熟度別指導を行った。さらに青森県八戸市の長者小学校では、習熟度に対応してすべての子どもの思考力を育てるための授業方法、「考える足場」をつくる算数授業について実践研究を重ね、16年度の実践から5つの足場のタイプが見出された。 平成17年3月には4年間にわたる習熟度別指導の効果を調べるための基礎資料を得るため、研究協力校において、各学年の重点単元の学習達成度を調べる調査を実施した。
|